Hejnar製Manfrottoギア雲台405アルカスイス化プレートとRRS製B2-Proクランプ

カメラ

格別の操作性を持ち、緻密な構図調整に最適なManfrottoギア雲台405。先のレビューでも触れましたが、クイックリリースプレートが少々使いにくかったため、アルカスイス化するために改造を行いました。

登山に超不向きな”神”雲台~Manfrotto ギア雲台 405

Hejnar Photo社のアルカスイス化プレートとその手順、Really Right Stuff (RRS) のB2-Proクランプのレビューです。

Manfrotto 405をアルカスイス化するため”だけ”のプレート

Canon EOS 5D Mark IV f/7.1 1/125sec ISO-800 35mm

Hejnar PHOHOはイリノイ州にある小規模なカメラ用品メーカーですが、このManfrottoギア雲台405向けのアルカスイスプレートを製造しているのは世界でもここしか知りません。

一応、Amazon.comやe-bay、B&Hなどでも取り扱いはあるようですが、Hejnar社の直販サイトで購入しても価格差はほとんどありません。国内であれば$50以上で送料は無料ですが、国外となるとUSPSの最安送料でも$18程度で、10日前後で届きます。

パッケージは至ってシンプル。プレートと各種ネジ、創業者(?)の名刺も同封されていました。

Canon EOS 5D Mark IV f/7.1 1/125sec ISO-1600 35mm

こちらが本体表面。水平器も組み込まれています。

 

Canon EOS 5D Mark IV f/7.1 1/125sec ISO-2000 35mm

こちらが裏面。ちなみに410向けのプレートもあります。基本的にはどちらも「400PL」というタイプのクイックシューを使っているためサイズは同じなのですが、ビス穴形状など微妙に異なるようです。

 

Canon EOS 5D Mark IV f/2.8 1/125sec ISO-160 35mm

405に標準でついている400PLクイックシュー(右)と、Hejnarの405変換プレート(左)です。

 

 

Canon EOS 5D Mark IV f/2.8 1/125sec ISO-800 35mm

DIYとしては至って簡単で、上の写真の六角ビスを、添付のレンチを使って外します。YouTubeでも手順が公開されていました(ちょっと見にくいけど)。

 

 

Canon EOS 5D Mark IV f/2.8 1/125sec ISO-500 35mm

緩めるとまずレバー部分が外れます。レバーには小さなバネがついているので紛失しないように注意してください。

 

 

Canon EOS 5D Mark IV f/2.8 1/125sec ISO-500 35mm

また、この金色の円筒状のパーツの中にもさらに小さなバネが入っています。こちらもバネ共々外して保管しておきます。

 

 

Canon EOS 5D Mark IV f/6.3 1/125sec ISO-3200 35mm

すべて取り去るとこんな感じ。

 

 

Canon EOS 5D Mark IV f/7.1 1/125sec ISO-800 35mm

取り外したパーツ群。これらは失くさないよう大事に保管しておきます。(戻すには戻すでそれなりにコツがいるのですが・・・)

 

 

Canon EOS 5D Mark IV f/6.3 1/125sec ISO-3200 35mm

外したヘッド部分に、Hejnarのプレートを載せます。当然ですがサイズ的にはピッタリですね。

 

 

Canon EOS 5D Mark IV f/6.3 1/125sec ISO-4000 35mm

裏面から、上の写真の位置で六角ネジで固定します。

 

 

Canon EOS 5D Mark IV f/6.3 1/125sec ISO-2000 35mm

これで完成。とても簡単ですね。あとは好きなアルカスイスクランプを固定するだけです。一応Hejnar社でもクランプは製造・販売されており、この改造プレートとセットで購入することも可能ですが、私の場合はRRS社のクランプを使うことにしました。

 

 

Really Right Stuff B2-Proクランプ

Canon EOS 5D Mark IV f/4 1/125sec ISO-1600 35mm

憧れの存在RRS(Really Right Stuff)のクランプ「B2-Pro」コンパクトなサイズはこのスクリュータイプとレバータイプの二種類があります。かなり値が張るRRS製品ですが、製造においては一切の妥協が無く非常に高い完成度となっています。機会があればどこかでレビューしてみたいと思います。

 

 

Canon EOS 5D Mark IV f/4 1/125sec ISO-800 35mm

改造プレートに装着するとこんな感じ。60mmサイズのクランプがプレートにちょうど合うサイズとなります。

 

利便性・堅牢性において最高の組み合わせ

 

DMC-FX37 f/2.8 1/60sec ISO-320 4.4mm

Peak Design キャプチャーのをアタッチメントを取り付けた状態で405 with B2-Proクランプに取り付けた状態。これで、ザックに取り付けたキャプチャー本体から取り外し、シームレスに三脚に取り付けるという流れが可能になります。

 

DMC-FX37 f/2.8 1/60sec ISO-125 4.4mm

標準の400PLクイックシューと異なり運用がしやすく、かつ金属パーツしか挟まないため非常に堅牢です。