以前当ブログでも紹介したPeakDesignのスライドライト。ストラップの着脱容易性を重視することで別製品の選択肢を諦めることになったのですが、これを覆す製品が同じくPeakDesignから発売されていることに(今更ながら?)気づきました。
他社製品のストラップがPeakDesign製品と連携できる「アンカーリンクス(AL-4)」のご紹介です。
目次
キャプチャー利用者にとってストラップは”補助部品”
私は普段から、登山の時も子供たちとのお出かけの際もカメラはキャプチャーを使ってザックのショルダーストラップに取り付けています。
なので基本的にストラップが必要になるのはザックをデポした(降ろした)時なのですが、その機会はあまり多くはありません。山頂で休憩中に撮影したい場合などが一番多いかと思いますが、全行程のうちのわずかな時間帯です。
なのでキャプチャー利用者にとってはストラップはあくまで補助部品(サブパーツ)だと思うのですが、それにしては存在感が大きすぎたのです。
上の写真の左側がスライドライトの本体ですが、非常に頑丈な素材を使用している反面、コンパクトに畳むのが(ゴムなどを使わない限り)困難で、それなりに重さもあります(約100g)。
登山をやる上では、パッキングの観点からも軽量化の観点からも減らせるものは減らしたいという思いがあります。それがましてや”補助部品”であれば尚更です。
しかしながら、着脱容易性に重きを置いたため、半ば諦めていました。そんな中で出会ったのがアンカーリンクスAL-4でした。
自前のストラップをPeakDesign化
PeakDesign化というと少々語弊があるかもしれませんが、PeakDesignといえば「キャプチャー」と「アンカー」が2大代名詞だと認識している私にとっては、これらと連携できるということはPeakDesign化と言っても過言ではないと思っています。
商品名こそ「アンカーリンクス」となっていますが、AL-4型番の商品構成は正確には「アンカー」と「アンカーハウジング」の2つがセットになっており、他社ストラップとの結合を行うのは後者のアンカーハウジングになります。
上の写真はCanon純正ストラップをアンカーハウジングに取り付けた状態。
さらにアンカーをハウジングにセットした状態です。アンカーは常にカメラ本体側に取り付けたままになりますので、これでシステムとしては完成です。
こんな感じで。蛇足ですがCanon純正ストラップの取り付けはいわゆる「ニコン巻き」です。
ちなみに私はCanon純正と言っても機種名が記された標準添付のストラップはちょっと恥ずかしくて使えないので、別売りの「EOS ストラップII 40」を昔から愛用しています。
スライドライトとの比較
ストラップ幅
Canon純正ストラップ「EOS ストラップII 40」の場合ですが、取り付け部の幅は10mmで、ストラップ上部の首にかける部分は40mmです。対してスライドライトのストラップ幅は均等に3.2cmです。
幅だけに関して言えば、アンカーリンクスに取り付けるストラップによって異なるので何とも言えませんが、スライドライトは太すぎることも細すぎることもありませんでしたので特に長短があるとは言えません。
耐久性と重量
スライドライトの総重量が100gに対し、Canon純正ストラップ40g前後です。スライドライトは非常に頑丈な(例えると車のシートベルトのような)素材の剛性がそのまま重量に響いていると思われます。
が、Canon純正ストラップがヤワかというと、少なくとも何年も運用している中では断裂するようなことはありませんでした。もちろん限界テストを行えば違いは出てくるかと思いますが、日常での運用で問題ないのであれば軽量である方を選びたくなります。
ストラップ長の調整可否
これは意見が分かれるところかもしれませんが、ストラップ長が可変というのは、私が運用している内では正直メリットは感じられませんでした。ストラップを使うこと自体が稀ということもありますが、ストラップ使用時に長さを変えるという機会がまず無かったので。きっと調節すること自体にわずらわしさを感じていたかもしれません。
価格
定価ベースでも、アンカーリンクスはスライドライトの半額以下。仮にストラップを別途調達したとしても前者の方が安く済むと思います。
・・・といってもPeakDesign製品という時点でいずれの製品も決して安くは無い気がしますが・・・。
まとめ
正直なところ、目から鱗な商品でした。アンカーリンクスの採用で、使い慣れて軽量なストラップをPeakDesignのシステムに組み込めたのは嬉しかったですね。
なぜ今まで気付かなかったのかと、自分のリサーチ能力の低さを疑ったほどです。。。そもそもスライドライトの前、もしくは同時期に発売されていたのかな?もしスライドライトの後にアンカーリンクスが発売されていたのなら・・・PeakDesign、やらしい商売うまいなぁと思います。
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