20年以上愛用したPROTREKからGARMINスマートウォッチに乗り換えたというお話

登山ギア

登山用腕時計のアイコン的存在として長らく愛用したCASIOのPROTREK(プロトレック)シリーズ。この度ついに卒業し、GARMINのGPS対応スマートウォッチに移行いたしました。



登山に必要なABC+αを備えていたPROTREK

歴代使用したPROTREKシリーズ

一番最初にPROTREKを購入したのは私がまだ20歳台の時。当時はそれほど登山にのめり込んでいたわけではありませんが、G-SHOCKシリーズに匹敵する「ゴツさ」に加え、トリプルセンサーによるABC(※)+α(気温)を計測できるというのは衝撃的で、登山以外でも着用しているだけで高揚したものでした。

ABCAltitude(高度), Baro(気圧) Compass(方位)

加えてその堅牢性からして、登山においてはほぼ一択となっていたほどPROTREKシリーズを愛用し信頼してました。

上の写真は私が愛用した歴代PROTREKの3本ですが、デザインにはやはり歴史を感じますね。最近はスリム&シンプルという流れになってるようですが、この「ゴチャゴチャ感」が私は好きでした。





独立デバイスの限界

長らく愛用してきたPROTREKでしたが、あくまで単独の存在として完結している腕時計であり、独立したデバイスであることの限界を感じていました。

スマホ、PC、サイコン(サイクルコンピュータ)など、日々のアクティビティを連携させられないことに少々不満というか物足りなさを感じていたのです。




転機は心拍計探し

一旦話は脱線しますが、転機となったのはロードバイク用のGARMIN製サイコンと連動させる心拍計を探している時でした。

©GARMIN

GARMINの心拍計として、サイコン使いが最初に思い浮かべるのが上の写真のように胸に直接巻くタイプのもの。ただこれ、本当に着脱が億劫なんですよ。着けっぱなしにするのも違和感ありますし。



©WAHOO

で、その後利用していたのがこちら。WAHOOの「TICKR FIT」です。腕や足であれば気軽に着脱ができ、精度も問題なかったのでしばらく重宝していました。値段も1万円を切る程度だったので、コスパはかなり良かったと思います。



ただその後も、PROTREKと同じく腕に巻くデバイスとして完結させるのは物足りないなと思い、ここでようやくスマートウォッチを検討するに至ったのでした(前置きが長い・・・)。





GARMINスマートウォッチ

Instinct2 Dual Power

©GARMIN INSTINCT 2 DUAL POWER

結論から言ってしまうと、最終的に購入したのはGARMINの「Instinct2 Dual Power(以下、Instinct2 DP)」でした。決め手となったのは、やはり以下の3つが大きかったです。

購入のポイント3点
  1. ロングライフ充電
  2. 心拍転送モード
  3. 操作性




ポイント①:ソーラー充電による実質無制限の電池寿命

スマートウォッチは頻繁に充電しなければならないイメージがありましたが、Instinct2 DPはソーラー充電対応となっており、スマートウォッチモード(ライフログ転送や心拍計)であればメーカー公表で「約28日間+無制限」とされています。

Instinct2シリーズにはいくつかモデルがあり、ソーラー充電対応のものは「+○○」と表記され、Instinct2 DPはソーラー充電を兼用()することで実質無制限となるわけです。これは心強いですよね。
屋外で50,000ルクスの明るさのもと、3時間のソーラー充電を行った場合を想定。

スマートウォッチモードではなく登山などのアクティビティを記録するGPSモードの場合は、GPSを使用するため電池の減りが早いですが、それでも24時間は余裕で持ちます(メーカー公表は約30時間)。実際はぶっ続けでそこまで歩くことは無い(連泊でも1日あたり8時間以上歩くことはないでしょうし)ので、十分な容量ではないでしょうか。

スマートウォッチモードであっても、冬場は服を着こんだり日照時間が短かったりなどで十分な充電ができないことが多いですが、電池の消費はわずかなので入浴中の充電なので完全充電ができてしまいます。
(防水ですが私は入浴中は外したい派なので・・・)

ポイント②:サイコンと連動できる心拍転送モード

上述の専用心拍計の代替となりうる機能です。Instinct2 DPで計測する心拍をANT+で転送し、そのままサイコン(Garmin Edge)の外部心拍計として利用することができます。これはかなりポイント高かったです。

Broadcast Heart Rate

上の画像は、Instinct2 DPで計測中の心拍数(Heart Rate)が、Edge Explorer2のHRでリアルタイムに転送されている様子です。

心拍転送モードについての詳細はメーカーが公表しているこちらを参照ください。





ポイント③:慣れ親しんだ操作性

GARMINデバイス、今まではサイクリング用のEdgeシリーズを使っていましたが、それなりにクセがあり慣れるまでは少々時間を要しました。※特にアクティビティの概念とか。。。

Select Activity

Instinct2 DPも同様なのですが、UIコンセプトの基本はEdgeシリーズと同じため、操作と概念の理解に悩むことはほぼありませんでした。

もちろん、Instinct2 DPにはPROTREKの主要機能であったABC+αも実装済みで重量も52gと軽量。最後に使用していたPROTREK(PRW-6000)は110gでしたので半分以下の重さになり着用感がかなり減りました。




ライフログ取得と登山&サイクリングのアクティビティ記録

Instinct2 DPの購入により、日中はライフログを常時取得、登山ではGPSモードとしてアクティビティを記録し、サイクリングでは心拍転送モードで外部心拍計として使う(サイクリングのアクティビティはEdgeで記録)というシステムを組むことができました。

Life log & Hiking & Cycling

最近主流になっている登山&サイクリングの組み合わせだと上記のような使い方になりますね。




GARMIN CONNECT

そして最終的にはこれらの情報をPCやスマホアプリのGARMIN Connectで一括管理しています。
(上の画像は英語表示ですが、きちんと日本語も対応しています)




モチはモチ屋

このInstinct2 DP、多くのアウトドアアクティビティに対応していますが、登山もサイクリングも、あくまでサブ的な位置づけとして使っています。

Instinct2 DP vs. SmartPhone

例えば登山。上の写真のように、Instinct2 DPはGPSでルート上の位置表示をしたりすることができますが、画面は小さく拡大縮小などもいちいちボタン操作が必要です。なので地図上のGPS位置確認などであればやはりスマホ(山と高原地図アプリほか、ヤマレコアプリやYAMAPアプリ等)が一番ジャストフィットな気がします。

ただし、ウェイポイントを含むGPXをルートとして登録しておき、GPSトラックを記録しつつルートナビゲーションで次のウェイポイントまでの距離や時間を確認する、という使い方ならアリかな?とは思っています。





もちろん「モチはモチ屋」を追求するなら専用のGPS機器(GARMINで言えばGPSMAPシリーズやeTrexシリーズなど)もありますが、一般道の登山レベルであればスマホでも十分じゃないかなと思います。



Data screen of Instinct2 DP vs. Edge Explorer

またサイクリングでは、Instinct2 DPはサイコンと同じようにスピードやケイデンス表示、ナビ表示などもできますが、同じく画面が小さいしライド中に片腕を離して目視するのは危険で、やはりサイコンが一番適しています。

上の写真のように、表示できるデータ項目もInstinct2 DPは最大5項目ですが、Edge Explorer2は最大10項目となっています。




なのでInstinct2 DPはそれらのアクティビティでは補助的に用いて、メインはやはりライフログの取得「腕」時計として使うのが良いのかな、と個人的には思っています。

たかがライフログといえど、40過ぎて特に健康を意識するようになってからは、結構重要な要素のように思えてます。


まとめ

GARMIN Instinct2 DPは本当に多機能で色々なことができるスマートウォッチですが、「モチはモチ屋」の項で触れたとおり、あらゆるアクティビティのプライマリデバイスとして使うことは難しいとは思います。

が、それでもそれでも有益となるものは非常に多く、ポテンシャルを持ったデバイスであり、私があれやこれやと実践するアウトドアアクティビティの助けとなってくれることは間違いなさそうです。