3シーズンの撮影山行に適したフィンガーレスグローブ~MAMMUT Pordoi Glove

登山ギア

MAMMUTのフィンガーレスグローブの紹介です。カメラ操作時の指の感覚を失わずに登山目的としても使用したいグローブとしてオススメです。年明けに購入して約3カ月ほど使用してからの感想です。

以前紹介した秋冬向けのフード付きフィンガーレスグローブについての記事はこちら。

冬季の登山と写真撮影に適したグローブ~MAMMUT Shelter Mars Glove

2019年1月21日

グローブ着用とカメラ操作性のジレンマ

登山においては、よほど平易なところでなければ岩、鎖、ロープ、樹木など、手を使う場面が少なからずあります。単なる汚れ防止や防寒だけでなく、保護や滑落防止の観点からも、グローブ着用は推奨されますが、指先まで覆われてしまうと、撮影をしたい時に非常に操作がしずらくなります。ある程度慣れた撮影者であれば、わざわざ各種操作ボタンの説明や位置を目視しなくてもファインダーを覗きながら「指の感覚」だけで操作ができるからです。

DMC-FX37 f/2.8 1/60sec ISO-320 4.4mm

 

ゆえにグローブによってこの「指の感覚」を失われるというのは、シャッターを切る以外のモーションを増やすことになり、場合によっては機会損失にも繋がるため、撮影者としては可能な限り避けたいことでもあります。

 

登山用フィンガーレスグローブと写真撮影の高親和性

登山用のフィンガーレスグローブも元々は岩場での登攀時にホールドの感覚を指でしっかり掴むために作られたものが大半です。この「指の感覚」は写真撮影時においても同じことが言えるため、登山用フィンガーレスグローブの写真撮影との親和性はとても高いものだと思います。

Canon EOS 5D Mark IV f/6.3 1/200sec ISO-10000 80mm

 

着脱が容易なプルループ

冒頭で以前紹介したグローブでも触れていますが、このプルループの存在は大きいです。このループに指をかけ引っ張るようにすることで、裏表にならずにグローブを外すことができます。何気ない心配りが嬉しかったりします。

Canon EOS 5D Mark IV f/5.6 1/160sec ISO-4000 105mm

 

レザーによる高いグリップ力

ゴートスキン、つまり山羊革を使用しているため、カメラボディ全体をグリップするのに適しています。カメラではなく岩場でもレザーは心強い存在。さらに親指からと人差し指にかけては指の付け根あたりまで二重の補強が施されています。

Canon EOS 5D Mark IV f/5.6 1/160sec ISO-8000 75mm

 

通気性と伸縮性のあるアウター

3シーズンでの使用を前提にするのであれば、通気性は良いに越したことはありません。特に山行中は手からも発汗はありますので、蒸気を効率よく逃がすためにも通気性は大事にしたいところ。

甲側はこの通気性向上のために化繊を使用していますが、これが伸縮性を持っています。手のひら側の堅牢なつくりと甲側の伸縮性というバランスの良さが感じられます。

Canon EOS 5D Mark IV f/5.6 1/160sec ISO-8000 92mm

 

手甲部と手首までの保護

手甲部、特に拳を作ったときに角になる部分には僅かながらパットが埋め込まれており、岩場で接触した際などには保護される作りになっています。結果的に手甲部にわずかに厚みができてしまうのでハンドストラップとの相性は若干下がります。

Canon EOS 5D Mark IV f/5.6 1/160sec ISO-5000 105mm

 

手首は長く深くまでしっかりと保護します。以前使用していたフィンガーレスグローブはギリギリ手首の内側くらいまでの保護だったので、長袖のシャツとグローブの端との間にわずかな隙間ができてしまい、そこだけ日焼けするということがありました。これならばその心配はなさそうです。

Canon EOS 5D Mark IV f/5.6 1/160sec ISO-6400 55mm

 

紛失防止コネクタとループによる高い携帯性

Shelter Mars Gloveにもありましたが、左右それぞれのグローブには紛失防止のコネクタが付いており、結合しておくことでどちらか片方だけ紛失するといったリスクが減ります。

Canon EOS 5D Mark IV f/5.6 1/160sec ISO-4000 105mm

 

片方だけ紛失することが無くても両方一緒に紛失するリスク(笑)に備えるという観点で役立つのが手首のリーシュループ。これがShelter Mars Gloveにはありませんでした。左右のグローブのこのループ個所にカラビナでザックのギアループなどに簡単に留めておくことができます。

Canon EOS 5D Mark IV f/5.6 1/160sec ISO-1600 105mm

 

デメリットが無いわけでもない

ハンドストラップとの相性

最近は使用品が減りましたが、ハンドストラップ製品はモノによっては選ぶ必要が出てきます。ポイントとなる部分は手甲部保護のためにパットが埋め込まれている部分です。ここが引っかかってストラップの着脱に難が出ます。あまりストラップを緩めすぎると本末転倒になるので、これらの製品と併用する際には注意が必要です。

Peakdesign ピークデザイン クラッチ CL-3

2018年11月20日

DMC-FX37 f/2.8 1/60sec ISO-200 4.4mm

防水ではない

防水素材は使用していません。ここは意見が割れるところかと思いますが、正直私はフィンガーレスである時点で防水は必須ではないと思っています。防水に重きを置くのであれば防水仕様のフルフィンガーグローブを使用すればよいと思います。結局のところ、撮影利便性とのトレードオフですから両方満たすのは難しいです。

まとめ

登山の観点だけでいえば、防水仕様のフルフィンガーグローブも一緒に持っていくのもアリかもしれません。他のギアと違ってそれほど嵩張るものでもないので。結局のところ着目点が登山なのか撮影なのかに依存するのかとは思いますが、後者を取るのであれば機能面からしても是非オススメしたいアイテムです。

2 件のコメント

  • やっぱり手袋って大事ですよね。
    これまで私は、あまり手袋にこだわる事も無く、特に夏場は無しで済ませてきましたが・・・
    こうやって拝読させていただくと、とても大切なアイテムなんだなあ~という事が伝わって来ます。
    フィンガーレスのグローブは、実は未経験なのですが、使いやすそうなのですね。
    しかし、このマムート。
    なかなかのお値段するものなので、購入には躊躇もありますが、
    こうして詳細にレポしていただくと、使い勝手の良さがよく分かって助かります。
    いつも貴重な情報をありがとうございます^^

    • フィンガーレスというのは「指だけ無い」とはいえ、登山中での保護という観点からすればグローブとしての効果は実質半減のような気もするんですよね。
      指先は手甲部より華奢な上に、木や土や岩に触れる時も最初はまず指ですからね。
      なので通常のグローブに比べたら「無いよりはマシ」程度なのかもしれません。
      そう考えるとやっぱり定価7000円というのは購入のハードルを上げますよね。。。
      実はたまたまAmazonで安く扱ってるショップを見つけ、さらにまとめて登山道具を売却した時の下取り分で相殺できてしまったので、
      実質出費無しで購入できたのは僥倖でした。
      ン十万円するレンズを分割で買って、さらにその分割料金よりもはるかに安いこのグローブに躊躇する私もどうかと思いますが(笑)
      このグローブを使う前からもフィンガーレスグローブは使用していましたが、価格も1/4以下のものです。。。
      https://www.axesquin.co.jp/product/4412/
      実質1500円程度ですので、お試しするにはちょうどいいかもしれません。でもって、使えば使うほど、このMAMMUTグローブの良さがより実感できるかと思います(笑)

      いつもありがとうございます!

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