2020.7.15
自粛解除になったものの、すでに季節は梅雨。自宅近くにてハイキング的なことは少しずつ再開していましたが、お山らしいお山はまで行けておらず、ついに山充電が尽きてしまいました(笑)仕事で小田原方面に出かけたため、合間を縫って箱根まで足を伸ばし、小規模ながらも登山をしてきました。
鷹巣山と千条の滝。ひっそりと佇む箱根古道に沿った隠れた名所。この時期ならでは滝・沢・苔の三点セットと霧幻の森を満喫してきました。
山行ルート
千条の滝駐車場に駐車し湯坂路に向かって鷹巣山に向かいます。余裕があれば飛龍の滝まで行きたいところですが、今回は少々時間が足りません。その代わりに浅間山まで歩き、ちょっとした周回を描くルートになります。
山行目的
曇天の続く梅雨の時期。眺望が望めないならそれはそれでお山の選び方があります。
本日の山行目的
- 滝と沢の長時間露出撮影を楽しむ!
- この時期ならではのしっとりとした霧と苔の世界を堪能する!
- お山での体力を取り戻す!
- 新調した三脚の山での実践投入!
千条の滝駐車場より登山開始
午前11時、千条(ちすじ)の滝駐車場に到着しました。小雨の降る中とあって駐車するのは私だけでした。この駐車場は特に区切りがあるわけではありませんが、車7~8台は駐車できそうです。
千条の滝までは駐車場からは数分でたどり着くことができます。この写真の構図だと規模の大きな滝に見えなくもないですが、落差は3m程度なので意外と小ぢんまりとした印象を受けるかもしれません。
それでも、やはり滝は癒されますね。
滝のすぐ横からハイキングコースのスタートになります。隣にある川(蛇骨川)を越えて行きます。
苔を堪能しながらのスタートとなります。
橋の上から見下ろした蛇骨川。雨後ということもあって水量は多めでした。
箱根古道、湯坂道コースを進みます。
苔と霧の森を抜けて
ここは鷹巣山と浅間山の分岐。時間があれば周回して浅間山に向かい、この分岐に戻ってくることになります。
本当に苔が見事。金時山や明神ヶ岳などの外輪山メジャールートではほぼお目にかかれない光景ですが、加えて登山道のど真ん中にこのような苔むした岩があってもほぼ苔が削られていない状態であることに、ここを歩くハイカーさんの気遣いを感じられて嬉しくなりました。
高度とともに上がっていく霧の濃度。この雰囲気もいいですね。
幻想的な森の中を進みます。
何もないと思えば何もないのですが、これはと思うとなかなか進めなくなるほど”ある”のです。
マクロにて、本日の美雫。
霧の鷹巣山山頂
標高差はあまり無いと思い込んでいたのですが、思った以上にお山していました。下山後確認すると標高差は登りで300mありました。気温は高くはありませんでしたが、非常に高い湿度と無風でかなり汗をかいてしまいましたが、もうじき山頂。ゴール前の最後のひと登りです。
鷹巣山山頂に到着しました。もともと眺望が無いお山なのでガッカリすることもありあせん。
山頂には鷹巣城跡の説明とベンチ&テーブルが一式、大日如来の石碑があります。
この時期の花々も、終盤を迎えているようですね。
イブキトラノオ氏も。
浅間山経由で下山
時間的にあまり余裕はありませんが、浅間山を経由して下山するくらいの余裕はありそうです。
霧幻の森を抜け、浅間山に向かいます。
わずか10分程度で。浅間山に到着です。山頂標はなく、ベンチ&テーブルの一式があるのみです。遠望こそ利きませんが、芝生のような広場なので晴れていたら気持ちよさそうですね。
周回して、千条の滝に戻ってきました。この写真は滝のすぐ隣にある、どちらかというと沢のような場所ですね。こちらも癒されます。
番外編:Leofoto三脚のデビュー
ちょっと話は本題から逸れますが、自粛期間中に大規模な断捨離(大半はメルカリでの売却ですが)を敢行いたしました。
結果、思った以上に多くのアイテムが高値で売却できたため、この度三脚を新調いたしました。言わずと知れた「中華製ギアの概念覆す」メーカー、Leofotoです。ずーーーーっと前から欲しかったんですよね。
いずれレビューを上げる予定ですが、購入したのはLeofotoのレンジャーシリーズ三脚のLS-365Cです。身長のある私にはLS-324Cよりもフィットしていました。
これがもう使い勝手はもちろん、機能も堅牢性も非常にハイクオリティ。以前私は身内にGIZTOの三脚を借りて運用したことがあるのですが、品質はGITZOと同等、価格は半分以下という優れものです。
以前使用していたManfrottoの三脚よりも骨太なのにコンパクトになり、私の普段使いのザックでもちょうどよい大きさ。三脚持参での撮影山行がますます楽しみになりそうです。
振り返って
制限された時間の中、普通に考えたら山行という気分にはならない日和でしたが、思わぬ箱根の魅力に大満足のシンデレラハイキングでした。やはり梅雨の時期は苔・沢・滝が美しいです。幻想的な霧がさらに雰囲気を盛り上げてくれます。
『登山での体力は、登山でしか取り戻せない』
亡き父の言葉です。久々の登山らしい登山は、失った体力を少しずつ取り戻すための第一歩としては最適でした。
加えて新調した三脚の手ごたえも十分。梅雨明け後のシーズンが楽しみでなりません。
山行データ
- 出発時刻 / 高度: 11:16 / 576m
- 到着時刻 / 高度: 13:03 / 577m
- 合計時間: 1時間46分
- 合計距離: 4.59km
- 最高点の標高: 829m
- 最低点の標高: 575m
- 累積標高(上り): 301m
- 累積標高(下り): 266m
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