2022.7.29
「天の川を見に行こう!」
夏休みの課題に宇宙のことについて調べることにしたチビワン。色々宇宙のことに興味を持ち始めた様子。
本やネットの写真で見て終わりではなく、実際にその目で見てもらおうと、夏の天の川を見るには最適な城ヶ島へ行ってきました。
城ヶ島の美しい夕暮れと幻想的なビーナスベルト
仕事を早めに切り上げ、チビワンを車に乗せて横浜から約1時間の城ヶ島。夕暮れの漁港からノスタルジックな雰囲気を感じさせてくれます。
いつものレジャーで来るなら城ヶ島公園のパーキングに駐車したいところですが、今日は夜が遅くなるので24時間入出庫ができる城ヶ島第4駐車場に停めました。
城ヶ島第1~4駐車場はすべて24時間出庫可能です。
入庫後1時間まで200円。以降30分毎100円。
※最大料金¥450(当日まで有効)
城ヶ島公園第1,2駐車場は24時間営業ではありませんのでご注意!
城ヶ島公園の正面入り口まで来ました。
第4駐車場からは徒歩で20分以上かかる上に坂道を登るのでこの時期かなり暑いです・・・。
北側の空には重そうな雲が出てきてしまいましたが、南側には影響はなさそうです。
日没。落陽の強い光と、夜の暗がりが深まりゆく空&海がとてもキレイですね。
そして反対の東の空に目を向けると・・・そこには幻想的なビーナスベルトが紺碧のスクリーンに映し出されていました。ビーナスベルトの下から水平線までの暗がりは地球影と呼ばれるものです。
晴天時の日の出前or日没後のわずかな時間にのみ見ることができる地球規模の現象。
西の夕焼けと東のビーナスベルト。両方見ることができるのも、半島先端に突出した城ヶ島というロケーションの賜物です。
それでは、天の川撮影の準備に取り掛かりましょう。
満天の星空と天の川
日没後も西の空はまだまだ明るく、星空の撮影に適した時間帯はこの時期だと20時以降になります。
※星景撮影の詳細については下記記事も参考にしていただけると幸いです。
500ルールやら何やら色々と「お決まりごと」的なものは多いのですが、やはりセオリー通りにはなかなかいかないものです。上の写真では、iso3200/30secで撮影したもの(左)とiso6400/25secで撮影したもの(右)です。
iso感度を1段上げたのに対し、シャッタースピードは1/3段しか下げていないので正しい比較とは言えませんが、それでもやはり星空に関してはiso感度をなるべく上げた方がより星々がより浮き出るような描写になるのではないかと思います。
もちろんレタッチ技術でカバーできるところもあるかと思いますが、それでも光を感知しているかが大前提なので、やはりiso感度は(ノイズ影響が出ない程度に)上げるのが一番だと思います。
前回まで使用していたSIGMAの20mmと同じような感覚でレンズにヒーターを巻いていたのですが、今回使用したレンズは16-35mmかつワイド端。
広角での4mmはかなり大きいです。手元が暗くなる前にヒーターは装着すべきでした・・・反省。
で、今回のベストショットはこちら。チビワンに急かされながらもなかなかの撮れ高だったのではないでしょうか。
上は星座線を入れる前後の同じ写真です。ご参考までに。
色々星座がありますが、やはり一番目安になりやすいのは蠍座ではないかなと思います。空が暗くなり星が見え始める頃、比較的早く見れる星が明るいアンタレスなので、そこから探していくのが近道かと。
(チビワンもこの流れで天の川を見つけられるようになりました)
振り返って
子連れのため短い時間ではありましたが、今回もなかなか楽しませてもらいました。レンズヒーターでケラレ写真を量産してしまったのは残念でしたが、それでもクッキリとした天の川を見ることができて大満足の撮影でした。
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