2019.2.24
shoytomo家を襲ったインフル騒動もあり、すっかり出遅れてしまった2019年の子連れ山行。気付けば前回の蛾ヶ岳登山から丸二ヶ月。チビワンも少々体がナマってしまっていたようなので、shoytomo家にとっておなじみの金時山を歩いてくることにしました。
背負子時代から数えるとチビワンは5回目の金時山。初めて完歩したのはチビワンが3歳の時、ちょうど4年前でした。4年前からの成長を振り返りながら、春の訪れを予感させるお山歩きを楽しんできました。
山行ルート
金時山へのアプローチは主に3通りあります。矢倉岳方面から登る足柄峠ルート、乙女峠から長尾山を経由する乙女口ルート、そして金時神社から登る矢倉沢ルートです。
いずれのルートもチビワンは完歩していますが、今回は4年前と同じく金時神社登山口から入山し、登頂後はうぐいす茶屋を経由して太郎平に下山する周回ルートです。
山行目的
2019年最初の子連れ登山。久々ということもありゆっくりのんびり歩きます。数日前から花粉の飛散量が大変なことになっていたので、私はそれだけが心配でしたが・・・。(案の定、酷い目に遭いました・・・)
本日の山行目的
- 2か月ぶりの親子登山を楽しむ!
- 4年間の成長を見る!
- 単焦点EF35mmF1.4L II実戦投入!
スタートは「吉」
午前8:30、金時神社に到着しました。金時神社では、参拝者用(実質登山者用になってますが)の無料駐車場、駐禁グレーゾーンの路肩、有料駐車場という3つの選択肢がありますが、土日のこの時間だと無料駐車場が空いていることはまずありません。有料駐車場(\500円/1日)は覚悟していましたが、到着直前に道路路肩が一杯になったようなので少々残念でした。
今回は靴だけでなくゲイターも「自分でやる!」とのこと。少しずつできることが増えてきました。いずれはザック一式も自分で用意できるようになってもらいたいものではありますが・・・少しずつね。
では出発です!神社の鳥居をくぐって・・・表情がちと固いかな。
出発の前に金時神社で安全登山を祈願していきましょう。
金時神社口からのお約束スポットですが、4年前はスルーしたのでチビワンは初めての鉞(まさかり)。ハマってる「USA」の「a!」のポーズで。
本社の前。
チビワンが見つけたものは・・・
おみくじ!1回100円。早速の出費です・・・。
結果は「吉」。登山前としては無難な運勢でしょう。チビワンは「大吉」とか「大凶」とか、極端な結果を楽しみにしていたようですが。
しっかり結びつけて・・・
ようやく登山道に入ります。
二人で楽しむ登山道
さて登山道に入りました。早速お約束のしりとりゲームスタートです。
今回のしりとりオプションは「できるだけ文字数の多い」言葉。指折り数えています。
「金時宿り石」。金太郎(坂田公時)が夜露をしのいだとされる大岩です。
チビワンが言ってるのは瑞牆山の「桃太郎岩」。子どもは意外なところで意外な記憶力を発揮しますよね。
二股の道を並走しながら。
4年前は「子守り」感覚で歩いていた登山道。今では「二人で楽しむ」登山道。これ以上にない旅の友です。
そういえば4年前はまだハイドレチューチューしてませんでしたね。
だいぶ霞んでいますが、視界が開けると大涌谷の登場です。4年前だったらまだ規制はかかっていなかったんですよね。
このあたりで工程のほぼ半分くらいですが、まだまだ余裕。というか、ダラダラ歩いてます。4年前には無かった悪癖ですが、これも成長のひとつ(?)でしょう。
明神ヶ岳方面への分岐です。
4年前との比較。カラダのサイズが違いますな、サイズが。私の撮影の仕方も。
さてここからは少々勾配がきつくなってきます。毎年この時期はこのあたり泥濘でぐっちゃぐちゃになっているのですが、今日はいたって落ち着いています。
芦ノ湖も見えてきました。
私が小さい頃、よく父がここからの景色を見て「あのゴルフ場がなぁ・・・」と嘆いていたのを良く覚えています。
さてチビワン、ここにきてようやく(笑)エンジンがかかったのか、ピッチを上げていきます。
ここからは大きめの岩もゴロゴロしており小さな子がいる場合には少々注意が必要です。
そこそこの高度感も出ています。
4年前は苦労したロープ場ですが・・・
よっこら・・・
・・・せっと!
もう余裕ですね。さぁ、山頂はすぐそこです。
「みえたー!」
お決まりの山頂ダッシュ!
山頂へ。世代をつなぐお山
午前10:39、金時山(1212m)。チビワン5回目の登頂です。お疲れさまでした!
富士山もばっちりお目見え。
下界でのカップめんは禁止なので、2か月ぶりのカップヌードルに舌鼓を打ちます。
集まってきました金時山のネコちゃんズ。
なーご。
登頂者名簿に記帳します。4年前はまともに文字も書けなかったわけですが、今ではこうしてしっかり自分の字で記帳することができるようになりました。
金時茶屋ではスタッフの方々と軽く談笑。前代の店番さんは私の父とも面識があったので昔話に花を咲かせました。
父はチビワンが生まれる前に他界しましたが、世代を越えて繋げてくれる唯一の存在がお山登り。私ならではの「山やっててよかったなぁ」と心から思える瞬間です。
だいぶゆっくりしました。下山前にお決まりの1枚。結構な人出でしたが誰にも声をかけられず・・・ツーショットはお預けです。
刃こぼれチェック(笑)をしっかり済ませたら、
下山しまー・・・(ピュ~~~ッ!)
うぐいす茶屋は
先に行ってしまったチビワン。ひらけた場所で待っていたようですが・・・声をかけずにいると、しばらくじっと景色を見つめていました。チビワンもこういう景色を見ながら物想うようになったのかな。
ほぼ同じ場所で。4年前。逞しい背中になったね。
左側に明神ヶ岳が見えてきました。
芝生のように見える登山道が続いています。チビワンは5歳の時に明神ヶ岳からこの縦走路を歩いたわけですが、今思えば本当によく歩いたなぁと思います。
一見芝生のように見える登山道ですが、実は背丈の高いハコネザサ。この写真のように、かなり背の高い笹の中を歩くので意外と展望は無いのです。向こうからはこちらが同じように見えていることになります。
緑色の屋根、うぐいす茶屋が見えてきました。ようやくパチパチ(炭酸飲料)が飲める!
・・・と思いきや。
本日休業なり!イマイチここの営業スケジュールがわからないんですよね・・・
それにしてもチビワンのこの表情(笑)
やっていないものは仕方ありません。少しトイレ休憩(1回50円)して下山します。どうせもうすぐ登山口だしね。
そしてあっという間のゲザーン!「ばじゃーい!」は基本4年前も同じ。
ここからは舗装路ですが、ちょっとだけショートカットします。
この標識のある交差点、山と高原地図ではここをまっすぐ進むよう案内されてますが、ここを右折すると・・・
道なりに進めばLucky’s Cafeの裏手に出ることができます。
あー、いつになったらここのアイスを食べれるのだろうか・・・?
太郎平のバス停からは車道沿いを歩きます。大型のバスなどはギリギリを結構なスピードで通過していくので注意しましょう。
午後1:34、駐車場に到着です。お疲れさまでした。いい笑顔です!
下山後のお楽しみ
さて、普段ならこのまま温泉に直行する私たちですが・・・
今日も来てしまいました。富士山交流プラザ樹空の森 冒険の丘です。
冒険の丘は平成31年2月25日~3月中旬まで、修繕工事のため閉鎖されるとのことですのでご注意下さい。ただし土日は一部利用可能とのことです。
金時山も良く見えます。山塊の一番左、山容左側が急勾配になっている(=足柄峠ルート)のが金時山。
元気。
全然元気。
まだまだ元気!
ロング滑り台も満喫して・・・
さらに元気!
もう一座登れたんじゃないの?ってくらい元気な「下山後のお楽しみ」でした。
最後はここで汗を流します。
かんぱーい!
まとめ
沢山のストーリーを持った金時山。何度登っても楽しいお山です。人それぞれに魅力をもたらす不思議なお山だからこそ、多くの人に愛されるお山なのでしょう。
今回は金時茶屋でスタッフの方々と沢山お話ができたのは嬉しかったです。チビワンが気付いた茶屋内に掲げられた100回以上の登頂記録保持者の名前が書かれた木版。これがきっかけになって会話に花が咲きました。チビワンももう世代をつなぐ者の仲間入りということでしょうか。また次に来る時が楽しみです。
そして新レンズですが・・・花粉大量被爆のため、あまり集中できませんでしたorz
山行データ
- 出発時刻 / 高度: 08:39 / 697m
- 到着時刻 / 高度: 13:42 / 698m
- 合計時間: 5時間3分
- 合計距離: 8.01km
- 最高点の標高: 1182m
- 最低点の標高: 664m
- 累積標高(上り): 508m
- 累積標高(下り): 509m
Reliveで山行振り返り