2019.5.25
チビツーの「健気な挑戦」シリーズ(?)第三弾です。和田峠からの陣馬山リベンジを目指し、標高数十メートルのお山(大丸山)から少しずつ距離と標高差を上げながら、挑戦してきました。
今年は春先まで肌寒い日が多く、いつ行こうか虎視眈々と狙っていたのがここ鉄砲木ノ頭(明神山)。ようやく肌寒い季節の終わりを感じた途端に初夏を抜けて真夏のような暑さを迎えてしまい、慌てて予定を組みました。
チビたちと歩くのは二回目ですが、今回はチビツーはショイコ無し。果たして「(ギリギリ)お山っぽいお山」を完歩することができるのでしょうか・・・?
目次
山行ルート
山中湖越しに見える富士山の大展望が素晴らしい鉄砲木ノ頭。登山らしい登山をするにはパノラマ台や山中湖畔から、あるいは切通峠や三国山への縦走路を使うルートがありますが、今回は最短ルートとなるのが三国峠からのピストンです。
標準CTでは登り25分下り20分の超ショートコースで標高差はわずか92m。しかしながらチビツーにとっては「挑戦」と言っても過言ではないコース。前回完歩した大丸山が標高差56mだと考えると約1.5倍ですから(笑)。目指す和田峠~陣馬山の標高差150mをクリアするにはまだまだ先が長いのです。
山行目的
チビツーが主役の山行です。今回はショイコ不使用の山行なので、自分にもトレーニングを課すことにしました。
本日の山行目的
- チビツー完歩!
- 大展望の富士山を拝む!
- 撮影機材総動員+ピクニックセット持参でトレーニング!
- チビツーテントデビュー!?
三国峠からのスタート
三国峠にある駐車スペースに停められるのはわずか5~6台ほど。少ない駐車スペースに停められるか心配でしたが、到着した時点でまだ2台ほどは余裕がありました。まずは一安心です。
さっそく明後日の方向に進もうとしてしまったチビツーでしたが・・・
チビワンサポートにより補正が入りました(笑)
早速、登山道に入ります。ここは山梨県と神奈川県のちょうど県境にあたります。
今日はチビワンも荷物が少ないので、兄弟でお揃いのリュックです。
新緑を通り抜けた光が登山道を緑色に照らしてくれます。
このルートの7割近くは樹林帯となり直射日光を遮ってくれるのですが、たまに樹木が無くなるとジリジリと来ます。
おぉ、早速本日の富士山第一号ショットです。
登山道中央部は水の通り道のようになっており窪んでいるので、そこを歩こうとすると少々歩きにくいようです。
がんばれ、がんばれ!
あえてヤブの濃いほうへ行ったりするところはチャレンジャーです(笑)
分け入るように、手でバランスを取るように歩いているようでした。
ちょっとずつ、ゆっくりでいいからね。
さすがに普段と違ってのんびりなのでチビワンも無駄な動作が多いようです(笑) そんなチビワンの動きがチビツーも気になっているようです。
後にわかったのですが、このルートは先に進むほど傾斜が急になるようで、チビツーも歩みも少し遅くなってきました。
そんなチビツーをサポートするチビワン。こういうところはお兄ちゃんしてくれますね。
実はこのコースは登山道が並行して2本あります。片方は樹林があって枝葉の屋根がありますが、もう一方は開けた道。開放感一杯ですが、どうしても帽子を拒絶チビツーにとっては前者のほうが適していました。
少しずつ標高を上げ、山中湖の見える範囲も広がってきました。
恐らくチビツーは「なぜここを歩いているのか?」なんてことはわかっていません。それでも上へ上へへ登る姿は健気そのものでした。
おやつチャージ
チビワンはついに木登りを始める始末。チビワンにとってものんびりマイペースで楽しめているようです。
行程は半分を過ぎたあたりですが、チビツー少々疲れてきたようで、立ち止まる回数が増えてきました。トラロープを噛んで(?)何か訴えているようです(笑)
・・・ということで、ちょっとだけおやつチャージを。
毎度おなじみ「えびみりん」。今日はチビワンがあげてくれました。
そのチビワンは・・・
オトコは黙ってクールに男梅!
チャージも終えると、チビワンに続いてチビツーも再び歩いてくれました。さてこのチャージがどこまで続くか・・・
「ちゃんと着いてきてる?」とでも言いたげな(?)目線。
チビワンのサポート
この日はチビワンはよくチビツーの面倒を見てくれました。こういう時はとても頼もしい存在になります。
こういった段差も、チビワンサポートしてくれます。
ここでも。
ここでも。
こんなところでも。ありがとうね。
そんなチビワンのサポートもあって、チビツーも笑顔を見せてくれました。
がんばって!山頂まであと少し!
大展望の山頂へ
出発から約35分、ついに鉄砲木ノ頭(1291m)山頂到着です!
標準CTが25分であることを考えると、今のチビツーがこの時間で登れたのは快挙だなぁと思いました。本当にがんばったね!
周囲にここ以上に高い場所がなく、ここが山頂だとわかったのか、チビツーから笑顔がこぼれていました。(写真に収められなかったのが残念・・・)
一年ぶりの山頂。快晴で良かった!やはり最高の展望ですね。
チビツーはこの場所覚えていたかな?
お賽銭を入れて、パンパン、と。
そして・・・ついにテントデビューの時が・・・!?
チビ達のテントデビュー!?
・・・なーんて、簡易ポップアップテントでした(笑)
簡易ゆえに大きく重く、トレーニングには最適でしたが・・・。
+レジャーシート+ミニテーブル。これらが揃うと「何か食べられる」ということがわかるようで、”多動”のあるチビツーも大人しくしてくれます。
日差しが暑かったのでUVカットのテントは助かります。ヌードルができるまではご褒美のポップコーンで。
去年ここに来たときは山頂でポップコーンを作ったりしたのですが、今回は市販品で・・・。
チビツーテント大好き!
器を持って食べるということまではまだできないので、取り分けますが・・・
ヒヤヒヤ・・・!な食べ方。
跳ねながら喜んでます。テントが?ヌードルが?
この日もトレーニングということで、撮影機材は総動員。全レンズ中最ワイド端の17mmから
テレ端の200mmまで。
相変わらず重かった雲台&三脚セット
去年はほとんど富士山が見れませんでしたが、今日はバッチリです。
やっぱり広いところだとチビツー走り回ってしまいます。そしてどうしても運動エネルギーは「下」へ向かってしまうんですよね(笑)
名残惜しいですが、チビツーの方向修正だけをして、下山を開始します。
砂走りのような下山
下山となるとチビツーの難易度も比較的下がります。チビツーは普段からも基本的に歩くことは嫌いではないのです。下山時のように坂を下るような場所であれば、楽しんで歩くこともあります。下山は走り下りるようになりそうなので、樹林帯が無いほうのコースを進むことにしました。
チビツー、早速走ってしまい、それを見たチビワンが追いかけます。
あっという間に追いついて・・・
追い抜いて(笑)
この辺りはザレているので少々滑りやすくなります。本人もそれは気付いているのか、少し慎重になったようです。これには感心しましたね。
そーっと、そーっと。この後、軽く滑って尻餅をついてしまい、少々不機嫌モードに。また尻餅をついて少し怖くなったのか、私の手を取るようになりました。まぁこれはこれで防衛本能なのでしょうから、むしろ喜ばしいこと。
チビワンもこの後尻餅(笑)
登山口に近づくほどに傾斜は緩くなってくるので、この辺りではチビワンも機嫌を取り戻し、元気に歩いてくれました。
振り返って山頂方面。山域が近いということもあるのか、地質が富士山に近い感じでした。滑るように降りて来たのであっという間。さながら「砂走り」のようでした。
もうチビツーも余裕です。
まだまだ幼さが残っていますが、一年前に比べるとまた少し逞しくなったように思えました。
登山口付近の樹林帯。もうゴールは目の前です。
車道が見えてきました。ゴールを前にして、足取りもしっかりしてきたような気がしました。
13:06、無事下山しました。お疲れさまでした!下山だけを見れば標準CTよりも早いタイムでの下山となりました。
チビツー、見事に完歩です。やったね!
下山後は石割の湯
下山後にやってきたのは石割の湯。チビワンは以前ここに来たことはありましたがどうやら覚えていなかったようで。
おやつとラムネでカンパイ!
振り返って
陣馬山に特にこだわりがあるわけではありませんが、やはり当面は良い目標になっています。大丸山に続き二度目の完歩ですが、前回に比べると「お山感」は別モノ。そんな中健気に登ってくれたチビツーは本当によく頑張ったと思います。
一方でチビワンのサポートにも助かりました。「頼もしいお兄ちゃん」をしてくれたことには感謝です。
山行データ
- 出発時刻 / 高度: 11:13 / 1173m
- 到着時刻 / 高度: 13:08 / 1173m
- 合計時間: 1時間54分
- 合計距離: 1.93km
- 最高点の標高: 1283m
- 最低点の標高: 1172m
- 累積標高(上り): 92m
- 累積標高(下り): 75m
最近のコメント