2019.10.28
チビワンの運動会の振休を利用して、日曜(10/27)~月曜(10/28)でキャンプに行く予定でしたが、台風19号および前々日の記録的豪雨によりキャンプ場が半壊となり中止・・・。仕方ないので、初秋の金時山にチビワンと登ってくることにしました。
金時山は私にとってはホームマウンテンともいうべきお山。東海地方に遠征して以来、無性にこのお山に”帰りたく”なってしまいまいた。やっぱり帰るべきお山があるというのはありがたいものです。
チビワンと前回金時山に登ったのはまだ雪の残る3月末でしたので、約半年ぶりとなります。少々お山登りに飽きが来てしまったというチビワン。楽しめそうな要素を一つ用意しましたがどこまで効果があるのでしょうか・・・?
目次
山行ルート
金時神社登山口から入山し、山頂を目指します。下山はほんのわずかですが稜線歩き気分を味わえる矢倉沢峠ルートを通り、うぐいす茶屋のある矢倉沢峠を経由する周回ルートです。
2019年10月28日時点で、足柄峠へ至るすべて林道は台風及び大雨による土砂流入や倒木により全面通行止めとなっています。足柄峠ルートからの金時山アクセスは夕日の滝からのアクセスが今のところ可能ですが、状況が確認できていない箇所が多いため足柄峠側からのアクセスには十分ご注意ください。
山行目的
今回は時間に制限もないのであまり目標を決めず、とにかくのんびり歩いてくることにしました。
本日の山行目的
- 久々のホームマウンテンを楽しむ!
- 山頂でのお楽しみでムフフ♪
金時神社登山口、前途多難なスタート
朝6時に起床して着替えを行っている時、なんてことはないソックス履く動作を取った時に・・・グキ!プチクラスとはいえ、ギックリでした。幸い歩行に関してはなんとかなったものの、特定の腰の曲げ具合になると刺すような痛みが・・・
どうもその角度は車のシートに座っている時の腰の角度とばっちりだったらしく、痛みに耐えながら金時神社まで向かうのでした・・・。
幸い、荷物背負って登る分にはなんとかなったのですが、腰を変にかばうような気遣いをしながら登ることになってしましました。
さて金時山登山口。私たちは金時ゴルフ練習場の駐車場(1日500円)に車を停めました。
現在金時神社登山口周辺は併設のトイレの建て替え工事を行っており、無料駐車場はもちろん一部の周辺駐車場も使用できなくなっています。
今日のチビワンのザックはパンパンなのです。
その理由は・・・
「山頂でのお楽しみだよー♪」の絵。
金時(公時)神社でお参りをしてから入山しましょう。
チビワンが神社に参拝する目的は一つしかありません。
神社の背後にはこれから登る金時山。上部は少しずつ色づき始めているようですね。
「U!S!A!」
チビワンのDA PUMP人気、まだまだ継続中(笑) わざわざAmazonで探しました。
先週、箱根神社に行ったばかりなので二拝二拍手一拝を覚えていたようです。
チビワンの参拝目的はコレ。
結果は「吉」。箱根神社でも吉だったね(笑)
私の腰も大丈夫そうかな?
金時神社ルート、登山道の状況は?
さて、それでは登山道に入って元気よく山頂を目指しましょう!
まずは最初の橋と小川ですが・・・橋は何ともなく、水も濁ってはいませんでした。ただいつも以上に流木が多かったので、やはり流されてきたのでしょうね。
この雰囲気、やっぱり山の中にいると落ち着くと同時に静かな高揚感がわいてきます。
さっそくケルン積み。こればかりどこお山でもブレずにやり遂げます。
ちっこい!!
どうしても一番上にこだわった結果がこれです(笑)
やはり水量自体は多いのですが、それでも水質自体は濁ってはおらず綺麗です。
途中で横切る林道の工事は災害によるものではありませんが、だいぶ綺麗に舗装されてきたようですね。
色づき始めるのはまだまだ先でしょうか。
金時宿り石が見えてきました。金太郎(坂田公時)と母の山姥が夜露をしのいだとされる大岩です。
割れた個所をまじまじと観察するチビワン。
・・・チビワンにはいい刺激になったようです。
記録によると、1931年(昭和6年)のとある冬の日に突然割れたということです。轟音が鳴り響いたとのことですから、莫大な量のエネルギー解放だったと思われます。
当時はこの界隈に流行り病が蔓延しており、多くの子供たちが命を落としていたということも重なり、「これは金太郎の怒りに違いない」とされ、後に金太郎祭りが再開されたとのことです。
さてそんな昔話もしながら、歩を進めます。暑くもなく寒くもなく、歩くには本当にいい季節になりました。
根っこが丸見えですが、これは今回の天災とは無関係。
なかなかに壮観です。
木漏れ日が暖かい・・・
チビワンが自分の足で金時山を完歩したのは3歳の頃。当時は大きな壁だった段差もこの通り。
よっ・・・
こら・・・
せっ!と・・・
成長したなぁと思える瞬間でした。
しばらく急登が続くと、そろそろ展望が開けくるはずです。
「おぉ~~っ!」
開けた展望に思わず声が漏れたチビワン。
金時山周辺ではリンドウが至る所で咲き誇っていました。が、腰を気にして屈むことができず、撮ったのはコレだけ・・・。
他にもノギクが沢山咲いていました。
矢倉沢峠からのルートとの合流点が近くなると、空が開ける場所も増え、眺望も一気に広がります。
逆光なので見にくいですが、大涌谷とその先に神山。
明神ヶ岳とそこからの縦走路。
合流後しばらくは階段が続きます。
黙々と登り続け・・・
木々の間から少しだけ山頂が見えてきました。
ここからはゴツゴツとした岩場が多くなります。
正面には長尾山、アンテナが建っているのは丸山ですね。その向こうには愛鷹山の山々が。
一寸、ゆったりゾーンを抜けると、最後の岩場が待っています。
いざ!
一番の渋滞スポットですが、今日は誰もいません。
山頂小屋(金太郎茶)の一角が見えたところで山頂ダッシュ!
山頂へ。ちょっぴり富士山とマイヌードル
その先には・・・
辛うじて富士山!
結局この後ずっと富士山は雲の中でしたので、このタイミングで登頂できてよかったです。
さてそれでは山頂のお楽しみを・・・
マイカップヌードル!!
今月初めにみなとみらいのカップヌードルミュージアムに行き、オリジナルのカップヌードルを作ってきたのでした。
右が私の。
ヤ〇レコ協賛!?
キャッチコピーは「また食べたくなる」
ゆーっくりとコーヒーを堪能いたしました。
その間、岩場で寝る人・・・
マサカリもカッコよく持てるようになったね。
撮影ありがとうございました。
その後は茶屋で登頂者名簿に記帳したりゴロゴロしたりで、結局1時間半近くも山頂に滞在していました・・・。
下山は矢倉沢ルート。下ネタ街道まっしぐら
それでは下山しましょう。矢倉沢ルートへの分岐までは来た道を戻ります。
学校で流行っているのか、下ネタ満載トークで興奮気味に。
まぁ、小学二年生ともなれば、その感じわからないこともないね。
「ぷぅ!」とか言っちゃってます。
しまいには活字化不可能なヒワイ語で歌まで作っちゃいました。
ママには聞かせられないな・・・
分岐路まで戻ってきました。
やはり登りより下山時の方が笑顔が多いのは世の常でしょうか。
明神ヶ岳方面はこちらのほうがやはりよく見えますね。
気持ちの良いプチ縦走路。
ちょいと暴走気味。
走りたくなっちゃう気持ちもわかる!
が、すぐに休憩。
矢倉沢ルートには特徴のある大きな岩があります。一見登るのは大変そうですが、坂の途中にあるので反対側から簡単に登れてしまいます。
さっきの休憩からまだ数分も経っていないのに・・・ごろーん。。。
ビシッと!かっこいい絵が撮れました。
ハコネザサ自体は背の高いものではありませんが、抉るように作られた登山道の中からでは私の背丈よりも高くなります。
ちょうど向かいに見えている明神ヶ岳からの縦走路、一見すると芝生の中の一本道のようで気持ちよさそうですが、向こうもここと同じような背丈の壁の登山道なのです。
うぐいす茶屋の屋根が見えてきました。土日でも営業している日が稀なので、さすがに今日は平日だし開いてないでしょう。
やっぱりね。
でも裏のトイレは利用可能です(チップ制、50円)。まぁ、お世辞にも綺麗とは言えませんが・・・。その記憶はしっかりあったのか、ここのトイレじゃなくてプルプルでおしっこしたいと。まぁ、いいか。
振り返ると金時山このあたりが色付くのはまだまだ先のようですね。
さて、矢倉沢登山口まであと20分ほど。最後の登山道を楽しみます。
ゲザーン!お疲れさまでした。
ここからは別荘地内を歩きますが、沢の水量が豊富すぎて舗装路に流れ出していました。
あーあー、下山後に靴内に水を侵入させてくれたよ・・・orz
もういいや・・・
それにしてもかなりの水流でした。豪雨直後は結構な惨事だったのかもしれませんね・・・
国道138号線に出ました。あとは緩やかな車道を上がっていくだけです。
到着~!
この周回ルートを6時間近くかけて歩いたのでかなりのんびり&まったり歩いたことになりますね。たまにはこんなお山歩きもいいものです。
振り返って
帰路の社内にて
まぁ今に始まったことではなく、前回の牛奥ノ雁ヶ腹摺山でも同じようなことを言ってましたね。
今回もオリジナルカップヌードルを組み込むなどしてみましたが、さほど効果は無かったような?自分の幼少期のことを考えれば、むしろよく付き合ってくれているように思います。それだけでもありがたいことなのかもしれません。
一緒に登ってくれるチビワンに、ただいまと言えるお山、どちらにも感謝です。
箱根はまだ主要な138号線が不通のままだったり、各所で通行止めや復旧作業が行われています。観光くらいでしか現地には貢献できませんが、一刻も早く元の箱根の生活が訪れてくれることを祈るばかりです。
山行データ
- 出発時刻 / 高度: 09:27 / 697m
- 到着時刻 / 高度: 15:16 / 702m
- 合計時間: 5時間49分
- 合計距離: 6.59km
- 最高点の標高: 1179m
- 最低点の標高: 665m
- 累積標高(上り): 569m
- 累積標高(下り): 558m
Reliveで山行振り返り