2020.7.24
4連休になっても依然として梅雨が明ける気配もなく・・・。丸一日自由に行動できる日が確保できたと思って奥秩父の稜線を歩く山行を予定していたのですが、天気は芳しくなく。
もうこの日は諦めて、午前中のみ天気が比較的マシな三ッ峠にチビワンと行ってきました。チビワンとの山行はコロナ騒動が大きくなる前の2月、入笠山以来です。そして三ッ峠はチビワンとの思い出深きお山でもあったのです。
目次
山行ルート
金ヶ窪沢の登山者用駐車場に駐車し、山頂まで主に林道となる登山道を通って山頂を目指します。三ッ峠は「三ッ峠山、御巣鷹山、木無山」の三山の総称で、今回チビワンとはその三山を回ってもいいかなと思っていましたが、予定よりも雨脚が早かったようなので、今回は三ッ峠山のみのピストンとしました。
ただ、ルートの大半は林道となり、歩きやすくも単調なので、帰路はバリルートを通って下山することにしました。
山行目的
久々の子連れ登山を楽しむのはもちろんですが、せっかく県外移動制限が解除されたこともあり、下山後の味覚や温泉をも含めてじっくり楽しむことにします。
本日の山行目的
- 約半年ぶりの子連れ登山を目一杯楽しむ!
- 下山後の味覚・温泉を楽しむ!
小雨の降る中、金ヶ窪登山口より登山開始
金ヶ窪の登山者用駐車場に到着したのは8:20頃。まだまだ完全に雨は止んでおらずポツポツと。レインウェアは当然持参しているものの、スタート前から雨というのは私一人ならまだしもチビワンと一緒だと少し抵抗がありました。本人がテンションダダ落ちでなければよいのですが・・・。
なんて不安を跳ね返すように、チビワンテンションアゲアゲ!嬉しい誤算でした。これで私の不安要素は一気に払拭されました。
出発と同時に男梅(笑)
まぁ、安いものです。
案内板ですが、採集禁止の条例なんてあったのですね。いち登山者としては当然自生草花の採集はNGという認識ですが、こういった案内や条例まで制定しないと保護できないというのが悲しい現実だということを実感いたしました。
時折太陽がもう出てきそう、というくらい明るくなるのですが、以前としてわずかにポツポツと雨は降り続けていました。
ただ、標高もそれなりにあって(登山口で約1300m)涼しく、暑苦しさは全くありませんでした。
垂れ下がった弦のような枝にジャンプ!一見無駄見えるこういった出来事を楽しむのが子連れ登山の醍醐味かもしれません。
このルートは稜線上にある山荘の関係車両が通過する道のため、終始十分な道幅があり、とても歩きやすくなっていますが、一方で単調というデメリットもあります。
こういうところはさすが小学男児です。
4年前のフラッシュバック
戦利品の枝。この姿を見て、4年前この登山道を通った三ッ峠登山がフラッシュバックしました。
今から約4年前の2016年5月。誕生日直前でしたのでまだ4歳でした。この時もやっぱり、戦利品を持って歩いてましたね。
思えばこの帽子もこの時初めて被ったものだと記憶しています。まだまだ十分使えていますが、体が大きくなったぶん、帽子がわずかに小さくなったようにも思えます。
当時はこのルートですら完歩するのがやっとだったということを考えると、本当に逞しくなってくれたなぁと思います。
4年前と確実に増えた知識量。今は漢字(特に難読漢字)にドハマリ中です。印を切るように(笑)宙に漢字を書いてます。
少しだけ林道を逸れて、山道っぽい道を歩くこともできます。
しばらく進むと、地図には「ベンチ」と記載された場所に着きます。4年前もここで休みましたね。
さっそく~~~
男梅!
そういえば4年前もここで梅製品を食べていた記憶が・・・
誰にも会わない登山道、二人楽しく
休憩して回復したのか、いきなりダッシュ!
絶対すぐバテるぞー。。。
タッタッタッタッタッタ・・・
少しだけ平らな区間「お助けゾーン」にて休憩しながら歩きます。
私も苔にウットリしながら・・・
やっぱりこの時期は苔に癒されますね。
無駄こそ人生を豊かにする!(笑)
雲上の稜線、そして山頂へ
二人楽しくダラダラ歩いてきた登山道ですが、いよいよ稜線に出ます。
光さすほうへ!
本来ならここで富士山ドーン!なのですが、今日はこんな感じ。
ですが雨のおかげで視界ゼロだと思っていたくらいなので、これだけでも眺望があれば御の字です。
山頂部に雲がかかる富士山。1年半ほど前はまさにこの場所で早朝のキリっとしたモルゲン富士を眺めました。
ロッククライミングしている方々も。
綺麗な雲海ではありませんが、眼下の雲海を眺めるのはチビワンも初めてのことだったと思います。
さて、山頂までもうひと踏ん張りです。
御坂山・黒岳方面でしょうか。その向こうには南アルプスが広がっているはずなのですが、今日はこの通り。
目指すゴールはあそこ。
取り付きですが・・・あれ!?なんか舗装されてる!?
舗装されていないとザレていてとても登りにくく、4年前のチビワンも相当苦労したのですが、この階段のおかげでとても楽に登ることができるようになっていました。
そうこうしている間に一気に雲が上がってきてしまいました。
午前10時12分、山梨百名山の一つ、三ッ峠山(1786m)。4年ぶりの登頂です。お疲れさま!
比較するにはこの石碑が丁度よく差を表現してくれてますね。本当に大きくなってくれました。
南アルプスはおろか奥秩父の山々も雲の中ですね。
少し待ってみましたが、やはり雲が晴れる気配もなく、何よりお腹が空いてしまったので・・・
誰もいなかったので三脚使用。
絶景のテラス席でランチ
四季楽園前のテラス席でランチにしましょう。ここは最高のロケーションです。
まずはコーラで乾杯して。
(四季楽園に自販機があり、1本300円です)
今日はチキンラーメン!
最近すっかりカップヌードルを食べなくなってしまい、お山での楽しみが減って登山のモチベーションが減ってしまうかと思っていたところの救世主登場でした。
んん~~♪ デリシャース!
私もゆっくりコーヒーを。雲上テラス席から眺める風景も伴って贅沢な時間を過ごさせて頂きました。
さて、名残惜しいですが、下山します。
バリルートで下山
さて下山ですが、ここにきてチビワンがつま先のわずかな痛みを訴えました。どうやら登山靴がかなりきつくなってきたらしく、下山の歩きによってよりつま先が当たるようになって気付いたようです。
もうサイズアウト?・・・今の登山靴は結構頑張ってもらいましたが、自粛生活が長かった分、少し履いた期間が短いような気がしてしまいました。
幸い、この時には雨はほとんど止んでいました。
さて、金ヶ窪沢まではピストンで戻りますが、ただ同じ道を歩くのもあまり面白くありません。ここはちょっと冒険してバリルートで下山することにします。
※このガードレールの間にある岩が目印です。
当記事執筆時点(2020年7月)では、このルートはバリルートに指定されていますが、一部の古い地図では一般道として表記されています。
このルートは踏み跡も薄く、ピンクテープもほとんど無いため、通行する際には十分な装備にて臨んでください。
登山道っぽい感じが出てきましたね。
「まかしとけ~」の表情(笑)
途中でぶら下がる芋虫に「ふーーーー!」の表情。
12時17分、無事下山いたしました。ちょっとした冒険だったね。お疲れさまでした。ちょうど下山後から雨足も強くなってきたので、早めの下山で正解でしたね。
下山後のお楽しみ
山梨遠征ということでこの時期はやっぱり桃でしょう!直売所の格安の桃を買って丸かじり!
美味しいよね!そして歯に挟まるよね!(笑)
お土産の桃もたんまりと買い込んで、次に向かうは・・・
1年ぶりのほったらかし温泉!残念ながらコロナの影響により休憩ラウンジは使用できませんでしたが、それでもゆったりと汗を流すことができました。
この後、大雨に・・・
振り返って
小雨にもかかわらず、まさかのやる気満々なチビワンのおかげでよいスタートが切れました。心身ともに4年前からの成長も実感でき、半年ぶりの嬉しい子連れ登山。丸一日楽しませてもらいました。
どんどん大きくなる体。サイズアウトの頻度が激しい今日この頃。登山ウェア&ギア選びにも悩む反面、ものすごい速度で成長してく姿を嬉しくも思う今日この頃でした。
山行データ
- 出発時刻 / 高度: 08:39 / 1314m
- 到着時刻 / 高度: 12:17 / 1311m
- 合計時間: 3時間37分
- 合計距離: 5.74km
- 最高点の標高: 1762m
- 最低点の標高: 1309m
- 累積標高(上り): 490m
- 累積標高(下り): 494m
Reliveで山行振り返り