2020.9.11
当ブログにはアップはしていませんでしたが、先日までの箱根散策のような1~2間程度のプチハイク「シンデレラハイク」ハイクは何度か行っていたのですが、そろそろ山充電が追いつかなくなってきました。
ようやく午前休が取れそうかと思いきや、ちょっとした作業が入ってしまい・・・。ただ、そのためだけに午前休を潰すのは勿体ない!ということで、山中でのリモートワークをしつつ、コロナ自粛以来行けなかった金時山に、「ただいま」を言ってくることにしました。
山行ルート
金時神社登山口からスタートし、外輪山稜線到着後は長尾山・乙女峠を抜けて丸岳へ。さらに時間に余裕があればさらにその先、富士見台まで足を伸ばしてみたいと思います。
往路は乙女峠までピストンで戻り、そこからは乙女口ルートを通って金時神社まで戻ります。外輪山の稜線歩きではありますが見通しの良い場所は限られています。要所要所の眺望を楽しめればと思います。
山行目的
9月に入り、目が眩むような暑さは収まってきましたが、体力が落ちた体には負担が大きそう。特にここ数年は熱中症の症状が私自身出やすくなっていることは認識しているので、多少大袈裟くらいにでも水分・塩分を補給して臨みたいと思います。
本日の山行目的
- 半年ぶりの金時山にただいまを告げる!
- 久々の半日ハイク、体力の落ち具合を確認しながら登る!
- リモートワークをどこまでこなしながら登山ができるのか検証する!
- EOS 5D Mark IV タイムラプスおさらい
金時神社登山口より登山開始
少々寝坊してしまい、金時神社登山口の駐車場に到着したのが午前5:20頃。夏至はとっくに過ぎたとはいえ、5時を過ぎるとさすがに明るくなってますね。
リニューアルされた駐車場の公衆トイレ。完全にエヴァモード。ご丁寧にATフィールドまで(笑)。
いくら聖地とはいえ、ここまでやらんでもなぁとは思うのですが・・・
とはいえ、無料で停められてトイレも使える。さらには流し台にはブラシまであって下山後には登山靴を洗えるというだけで、本当にありがたい存在ではあります。
では、金時神社にお参りしてから出発です。
金時神社ルートのスタートを象徴する橋です。
ここを通るだけで落ち着く・・・帰ってきたなぁという想いが強くなります。
優しいお出迎え。
金太郎宿り石。伝説では金太郎の母の山姥と過ごしたとされています。一方リアルな話では、この岩は昭和6年(1931年)に突如として割れたという記録が残っているそうです。
日の出はもっと早いのですが、このルートではようやくここでご対面です。
しばらくして・・・矢倉沢ルートからの合流点前にて、ようやく本日の第一展望。天晴な空です。
外輪山稜線へ
矢倉沢ルートからの合流地点ですが、ここからは箱根外輪山の稜線路にもなります。
この場所に来ると、ホント毎度のことながらチビワン初自力登頂の日を思い出してしまいます。2015年2月、当時チビワン3歳でした。
5分ほど登ると、西側の眺望が開けてくる場所があります。外輪山内側、もうすでに色付き始めていますね。
ちなみに写真左側に見える小さな鉄塔、そこが本日の目的地である丸岳です。
歌川広重の東海道五十三次で、箱根宿はとても切り立った山容が象徴的に描かれていますが、この構図はまさにそんな感じですよね。
東海道そのものは湯坂路のほうを歩くので広重がこの場所を意識したわけではないと思いますが、やはり箱根には「天下の険」や「千仞(せんじん)の谷」と呼ばれるだけの急峻な山が多いというイメージが昔からあるようです。
最後の岩場を抜けると山頂前の樹木のトンネルが。仙石原側からのルート(金時神社ルート/矢倉沢ルート)は登頂して初めて、富士山がドーンなのか、ガスガス真っ白なのかがわかります。このトンネルのワクワク感は何十年登っても色褪せることがありません。
今日はドーン!でした。
空の雲はすっかり秋のそれになっていますね。
30年以上変わらない眺望。けど一日として同じ表情は無く。
ここで、コーヒーを飲んでいる間に山頂からのタイムラプス撮影を行いました(未編集です)。
もう少し雲の動きがダイナミックだと面白かったんですけどね。
ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)に見送られて、稜線歩きの開始です。
外輪山稜線歩き~長尾山、乙女峠へ
さてここからは若干のアップダウンがありつつも、楽しい稜線歩きです。ゴールの丸山の目印となる鉄塔が遥か彼方に見えます。
神山、大涌谷。わずかに芦ノ湖も見えます。
陽が昇ってかなり経つのでそれなりの日差しでしたが、稜線を流れるわずかな涼風と、天然の日傘のおかげで気持ちよく歩けました。
少々ノイズが酷いですが、マクロモードにて雫に入り込んだ日光で光芒づくり。
癒されながら稜線歩きを満喫します。
ここが長尾山山頂。ブロードピークといった感じですね。ここから乙女峠までは5分程です。
乙女峠前のベンチ。ちょうど頃合いなのでここらでリモートワーク1回目。。。通信状況はわかっていたので安心して作業に取り組むことができました。
乙女峠の展望スポット。だいぶ雲が上がってきましたね。
丸岳とその先の未踏ルートへ、そして下山
乙女峠から丸岳までは30分程度。金時山までの登りに比べると高低差は遥かに少ないのですが、それでも地味なアップダウンがルート終盤の脚に堪えます。
この鉄塔の真下までくれば、ゴールは目前です。
丸岳到着です。ここも広く見晴らしの良い山頂ですね。
先ほどよりは芦ノ湖がしっかり見えるようになりました。
芦ノ湖と、外輪山西部の稜線。こうやってみると、外輪山一周とかものすごい快挙ですよね・・・
この景色が良く雲の動きが多かったので、ここでタイムラプス動画を仕掛けておいて、私は身軽な装備で富士見台まで足を伸ばしてみることにしました。(未編集です。私も一瞬映り込んでますw)
金時山山頂での動画よりは動きがありますね。
旺文社の地図では、富士山が望めることになっていますが、テーブルの上に立ってようやくコレです。
カメラは動画撮影で設置したままなのでここからはスマホですが、それが惜しいくらいによい眺望です。私は初めて歩く道です。明神ヶ岳から金時山への稜線のような構図、素晴らしいです。
後半はかなり標高を落とすのですが、それまでは気持ちの良い道です。
富士見台。なるほど林道を通って車で来れないことも無いようですね。それなりの眺望ですが、やはり自力登山で見る眺望のほうが遥かにいいですね。
さて、丸岳まで戻ります。登り返しがキツかった・・・
丸岳に戻ってきたところで、リモートワーク2回目。。。
こちらも無事に終えたので、乙女峠まで戻って下山します。
復路は下りの方が多いのですが、それでも途中の登りは堪えます。
乙女峠まで戻ってきました。正面が長尾山~金時山、左が乙女峠口、右が乙女口(紛らわしですが)です。
乙女口ルートも、やはり登山口近くにはスタートを象徴する橋が。
乙女口に下山しました。ここからは舗装路(車道)歩きです。
車道(138号線)はかなり道幅が狭く、場所によっては歩道もありません。結構なスピードで飛ばしてくる車両も多いので十分ご注意ください。
駐車場に戻ってきました。お疲れさまでした。
振り返って
リモートワークで現実に戻りつつも(笑)、5時間もお山の中をじっくり歩けて大満足でした。眺望もよく、スチールも動画もそれなりの撮れ高で文句ナシの山行となりました。
・・・が、下山後。
登山口近くの138号で左側の前後輪を側溝に落としてしまい・・・。ロードサービスは無料で呼べて引き上げてもらいましたが、よく見ると前輪側はロアアームが曲がり、後輪側はショックアブソーバーからのオイル漏れ。まさかの自走不可!こればかりはかなりの痛手でした。。。うーん、後味悪いww
山行データ
- 出発時刻 / 高度: 05:37 / 698m
- 到着時刻 / 高度: 10:42 / 697m
- 合計時間: 5時間5分
- 合計距離: 11.03km
- 最高点の標高: 1179m
- 最低点の標高: 696m
- 累積標高(上り): 945m
- 累積標高(下り): 946m
Reliveで山行振り返り
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