2022.7.18
足の故障により、なかなかちゃんとした登山に踏み切れない日々。残念ながら根本の原因は「完治できない」との診断。もちろん全く歩けないわけではないのですが、とにかく負荷には気を付けなければなりません。なのでしばらくはチビワンとはロードバイクばかり乗っていました。
チビワンもロードバイクにハマってくれたのは幸いでしたが、そのせいで山が疎遠になってしまったのも事実。なんとか解消したく、私もそろそろ「体に合った登山の模索」を行いたく、登山とロードバイクをミックスさせながらのアクティビティを行うことにしました。
登山、ロードバイク、川遊び。どこまでをどれだけ楽しめるか!?
目次
山行ルート
登山からのロードバイク。登山で疲れた後はなるべくユルく下り中心のサイクリングがいいよね!ということで、入山の前に事前に金時見晴しパーキングにロードバイクをデポしておきます。
その後車で長者橋駐車場まで移動し、改めてそこから登山開始(下図中の赤線ルート)。
足柄峠から続く尾根道まで登り、林道終点ゲートから金時山を目指します。
登頂後は矢倉沢峠まで下山し、金時見晴しパーキングからはデポしておいたロードバイクに乗り、箱根金太郎ラインをダウンヒル(下図中の緑線ルート)して長者橋駐車場まで戻ってくるルートです。
※ご注意※
林道終点ゲートから先は登山道崩落のため通行できないことになっています。が、実際は旧登山道を通ることで山頂にたどり着くことは可能です。
ただし、あくまで公式(南足柄市による)には通行禁止となっていますので、その旨ご認識ください。
山行目的
色々な要素を詰め込んではいますが、まずは何より、足に負担がかからない歩き方で完歩し、翌日以降も痛くならないようにすることが主目的です。
本日の山行目的
- 小さな歩幅や重心を意識して登る!
- 久々の登山らしい登山を楽しむ!
- ロードバイクでのダウンヒルを楽しむ!
- 下山後の川遊びで涼を得る!
長者橋駐車場からスタート
地蔵堂から約200mほど進んだ場所にある長者橋駐車場。無料の駐車場で18台ほど駐車可能です。
見ての通り舗装されてとてもキレイな駐車場ですが、それもそのはず箱根金太郎ラインの2021年4月開通に合わせて観光客増加を見込み用意された駐車場らしいのです。
ただ、あまり知られていないようで、多くのハイカーさんは地蔵堂公園の駐車場か、この先の夕日の滝キャンプ場の駐車場に停めてしまうようなんですよね。
確かにトイレはありませんが、もう少し大々的に宣伝しても良いかと思うんですよね・・・。
さて久々の登山らしい登山。気が付けば夏真っ盛りということで、毎年恒例の自家製ハッカスプレーでシュシュっと。
この時期、そしてこのエリアではよく見られる大輪のヤマユリですが、この日見たヤマユリも存在感のある見事なものでしたね。
夕日の滝キャンプ場駐車場(こちらはキャンプ場「専用」です)の奥から、登山道のスタートです。
沢と苔の癒しの森へ
こんな木橋も・・・
引きで見るとなかなかスリリングですね。
先生、出番です!
沢沿いの東屋
表向きはこのルートからは金時山へは行けないことになっているため、人通りも利用者も少ないせいかクモの巣ビッシリでした。
プチ渡渉もあります。
このルートは金時山へのアプローチで唯一沢沿いを歩くルートになっています。沢の音が心地よいです。しばしご堪能あれ・・・
なんだか南八ヶ岳の南沢ルートを彷彿させるような苔むした森ですね。この絵と沢の音だけで癒されます。
急登への取り付き
さて、ここからは沢を離れ、林道への尾根に向けて一気に高度を上げていきます。
その前に休憩を。
ひたすら登ります。
私は足を気遣いながら、小刻みに丁寧に歩くことを意識しました。
マムシグサ
振り返ると丹沢の稜線。山容からすると檜洞丸と蛭が岳のような気もするのですが・・・(自信なし)
登り続けること約1時間。次第に勾配が緩やかになってきました。林道はもうすぐです。
今夜のくら寿司(回転寿司)のネタ祭りが気になって妄想(笑)
まぁ、これが登る活力になってくれるのならいいんですけどね。
苔を堪能した良いルートでした。
林道ゲートからの「最後の砦」へ
林道終点のゲートに到着しました。
ここでゼリーチャージ!
実は以前このルートを歩いた時も、ここでゼリーチャージだったんですよね。まだ表情があどけなかったチビワン7歳。
猪鼻砦跡に来ると富士山方面への視界が開けます。
ほぼ雲の中かと思っていましたが、ひょっこりと山頂が姿を現していました。今日も富士山には多くのハイカーさんが登っているかもですね。
猪鼻砦跡で休憩していると、色々な野花を見かけることができました。
すでに下山されてきた御仁から「ここにあるよ」と教えられたのがこの花。うーん、この花は私もわからない・・・でも小振りでとても可憐な花ですね。名前が知りたい・・・!
おなじみのニガナ。
おなじみのホタルブクロ
この時期なので緑が大いに茂っていて一部しか見れませんが、ここでようやく金時山山頂をロックオン!
ここからがいよいよ最後の砦です。
強い日差しを避けながら。樹木の日傘が有り難いですね。
さてここからが旧登山道となります。旧道はこのようにかなり急峻な岩場が続くので緊張を強いられます。慎重に進みましょう。
緊張を維持しながら一気に高度を上げるので、心身ともに疲れますね。ここは「山頂まであと10分」の標識の前のベンチ。
山頂まではあと少しですが、最後の休憩です。
山頂へ!
午前11時47分、金時山山頂到着です。お疲れさま!
ちょっと激しめの「登ぅぅ頂ぉぉうう!」
クッキリではないけど、青空と富士山の山頂が見えてるだけで十分です。
右の丸岳(電波塔のある山頂)、中央の芦ノ湖、左には大涌谷。
チビワン11歳。ずっと大好きシーフードヌードル。
これはshoytomo11歳。同じく金時山山頂です。父が作ってくれたこのサッポロ一番塩ラーメンが好きで。チビワンももうこの時と同じ歳になったんですね。しみじみ・・・。
もうこの場所にも何度立ってくれたことか。
撮影ありがとうございました!
暑いけどお気楽下山
景色もヌードルも堪能したので、下山するとしましょう。
下るだけ、その後もチャリなのでお気楽♪
バックピースで余裕綽々です。
それでも南側は日差しも強く風も少ないので、より一層蒸し暑さを感じました。
距離こそ短いですが、登りで使わなくて良かったなーなどと思いながら歩きました。
毎度おなじみ明神ヶ岳への稜線。あの道を通ってからまだ1年経っていなかったというのがちょっと驚きでした。
箱根金太郎ラインでダウンヒル!
金時見晴パーキングに到着しました。しっかりロックしていたとはいえ、ちゃんと盗まれずに待っててくれて安心しました(笑)
ではダウンヒルに出発!
サイクリング中の一眼レフカメラの携帯にはまだまだ改善の余地がありますが、走行中に撮影するわけにもいかず、なかなか難しいですね。これは今後の課題ということで・・・。
下山後のお楽しみ
ハイキングとサイクリングで汗をたくさんかいた後は、ジャブンしてドボンして涼を得よう!
ということで、夕日の滝周辺の沢で水遊びをしてきました。
自爆!(笑)
父、応戦!
楽しかったね!
さて、今日の疲れを癒しに温泉行きましょ!
♨下山後温泉情報♨
湯の里 おかだ
大人:1450円
子供:600円(小学生以上)
※クレジットカード不可
※クーポン提示で大人子供それぞれ100円引きになります。
さらにアソビューで購入(当日購入可・クレジットカード可)すると大人1250円、子供400円となるのでオススメです。結構高いので・・・。
振り返って
まずは何より、足(踵)が痛くならなかったことが収穫でした。負担を減らすということで、ここ一ヶ月5kg減量したというのもありますが、小さな歩幅や重心を最後まで意識していたというのも大きかったかなと。
改めて、今まで無理のある登山をしていたんだなと気付かされました。今回改善を意識できたのはよい機会だったのかなと。
そして、登山×ロードバイクのミックスもだいぶサマになってきたかなという実感を得られたのも収穫でした。車でのロードバイク搬送もようやくコツを掴めたというか、ポイントを押さえられたような。このあたりもどこかで一度まとめてみたいですね。
さて、次はどのお山に登ろうか!?
上記はハイキングのみのGPSログです。
続いてサイクリングのGPSログ。下り一辺倒!(笑)
デフォルト地図タイルはOpen Street Map(Cycling)です。ケイデンスやハートレートも込みで表示してみましたが・・・ちょっと見にくいですね(笑)
山行データ(ハイキング+サイクリング)
- 出発時刻 / 高度: 09:38 / 1340m
- 到着時刻 / 高度: 13:56 / 1345m
- 合計時間: 4時間18分
- 合計距離: 5.19km
- 最高点の標高: 1842m
- 最低点の標高: 1340m
- 累積標高(上り): 554m
- 累積標高(下り): 540m
Reliveで山行振り返り
今回はGarmin VIRB Editにてオーバーレイ動画も作ってみました・・・が、iPhone SEの手振れ補正機能もロードバイク搭載時では限界がありました・・・ガッタガタ。GoProが欲しいと思うshoytomoでした。