西沢渓谷~晩秋の渓谷散歩

山行記録

 

2018.10

仕事の合間を縫って晩秋の西沢渓谷を歩いてきました。ピークはすでに越えたようですが、渓谷美も伴って最も輝く時期の一つだと思います。

西沢渓谷、3回目の訪問です。

山行ルート

市営駐車場から甲武信ケ岳登山口方面に進み、ねとりインフォメーションを起点に西沢渓谷を周回するルートです。混雑時は反時計回りに歩くのが原則(あくまで原則)です。

山行目的

ソロでは秋らしい秋の山行をしていなかったので、ピークは過ぎたと言っても錦秋の紅葉スポットとしては最上ランクの西沢渓谷をゆっくり時間をかけて切り取ってきたいと思います。

 

本日の山行目的

  • 晩秋の紅葉を満喫する!
  • 渓谷をじっくり撮影!

 

西沢渓谷駐車場から山行開始

午前8時に市営西沢渓谷駐車場に到着したものの、駐車場はほぼ満車状態。かろうじて駐車できたものの、まさかここまでの混雑とは・・・。土日のことを考えるとゾッとしますね・・・。

なにはともあれ、山行開始です。

 

Canon EOS 7D Mark II f/8 1/250sec ISO-160 10mm

ねとりインフォメーションへ至る林道から。奥秩父雁坂近辺は朝陽に照らされて見事な錦秋の山肌を見せてくれました。

 

 

Canon EOS 7D Mark II f/4 1/1000sec ISO-200 28mm

 

Canon EOS 7D Mark II f/4 1/1000sec ISO-200 24mm

西沢渓谷入り口に至る散策路もこの通り。

紅葉は散っても暖かみのある絨毯と化します。

 

 

Canon EOS 7D Mark II f/4 1/200sec ISO-200 45mm

このかわいらしい標識、西沢渓谷近辺でよく見られますが、かわいらしさがありながらも核心を突いています。

登山者だけでなく一般の観光客の方々も足も踏み入れるスポットだからこそというのもあるのかもしれませんね。

 

 

Canon EOS 7D Mark II f/4 1/160sec ISO-200 105mm

朝陽に照らされた紅葉は綺麗な玉ボケを写し出していました。

 

 

Canon EOS 7D Mark II f/8 1/250sec ISO-200 24mm

西沢渓谷入り口にある吊り橋から。

柔らかな紅葉の額縁に囲まれた鶏冠(とさか)山の険しい稜線が対照的です。

 

 

Canon EOS 7D Mark II f/4 1/250sec ISO-200 105mm

 

 

Canon EOS 7D Mark II f/4 1/125sec ISO-200 40mm

紅、黄、緑、そして樹木と土の色。

秋は本当に色彩豊かです。

 

 

Canon EOS 7D Mark II f/4 1/125sec ISO-200 70mm

 

渓谷へ

 

Canon EOS 7D Mark II f/20 1/3sec ISO-100 24mm

渓谷沿いの道に入るといよいよ三脚の出番が多くなるところですが、少々日射しが強くコントラストの強い絵になってしまいがちです。

NDフィルタを使おうと思っていたのですが、ナント忘れてしまい・・・

 

 

Canon EOS 7D Mark II f/20 1/1sec ISO-100 24mm

渓谷道はその地形ゆえ道幅も狭く、三脚を広げられる場所はどうしても制限されてしまいます。

それでもここまで寄れるような場所は楽しく撮影ができますね。

 

 

Canon EOS 7D Mark II f/7.1 1/8sec ISO-100 45mm

西沢渓谷には9つの滝がありますが、その中でも個人的にはこの”竜神の滝”が一番綺麗ではないか思われる名瀑です。

 

 

Canon EOS 7D Mark II f/7.1 1/8sec ISO-100 45mm

ブログキャプション用に横位置でも撮りましたが(笑)、やはり滝は縦構図がよく合いますね。

 

 

Canon EOS 7D Mark II f/20 1/2sec ISO-100 24mm

紅葉の紅・黄と清流の翠と白

 

Canon EOS 7D Mark II f/20 1/2sec ISO-100 24mm

 

 

Canon EOS 7D Mark II f/20 1/3sec ISO-100 35mm

有名な”七ツ釜五段の滝”ですが、この日は場所取りができず・・・

 

 

Canon EOS 7D Mark II f/20 1/2sec ISO-100 70mm

渓流沿いでは最後となる”不動の滝”

ルートはこの後少し高度を上げ、登山道らしい登山を歩くことになります。

 

ノスタルジックなトロッコ廃線道

西沢渓谷終点にたどり着き、少し早めの昼食をとってから、帰路となるトロッコ廃線道を歩きます。

 

Canon EOS 7D Mark II f/10 1/250sec ISO-100 24mm

登山道終点から。奥には木賊山が見えます。

 

 

Canon EOS 7D Mark II f/2 1/200sec ISO-100 35mm

西沢渓谷終点からの復路は、旧三塩軌道というトロッコ道の廃線路を歩きます。

残されたレールと秋色の絨毯がフォトジェニック。

 

 

Canon EOS 7D Mark II f/2.8 1/500sec ISO-100 35mm

朽ちた木々も新たな命の温床へ。

繋ぐ命と輝く命。

個人的には今回の撮影で一番気に入っている写真です。

 

 

Canon EOS 7D Mark II f/3.5 1/125sec ISO-100 10mm

少々長く感じる道ではありますが、終始このようなあたたかな秋色回廊を歩くのはとても気持ちがいいです。

 

 

Canon EOS 7D Mark II f/9 1/640sec ISO-100 10mm

大展望から広角で。

左から鶏冠山、木賊山、東/西破風山と続きます。青空と秋の雲とのセットがより一層秋の様相を呈しています。

 

 

Canon EOS 7D Mark II f/4 1/250sec ISO-100 35mm

でました西沢看板。

シンプルにかわいいです。ホント、「たのしいな♪」

 

 

Canon EOS 7D Mark II f/4 1/250sec ISO-100 40mm

昭和8年より、旧三富村と塩山駅を結ぶ三塩軌道として主に木材の輸送のために使われていたトロッコ軌道ですが、国道の整備が広がり自動車による運搬が主な手段となると次第に衰退し、昭和43にその歴史に幕を閉じました。

軌道の栄枯盛衰を知るレールが歴史を物語っていました。

 

 

Canon EOS 7D Mark II f/2.2 1/125sec ISO-100 35mm

その歴史の中で何度も降り積もってきたであろう落ち葉の黄絨毯

 

 

Canon EOS 7D Mark II f/2.2 1/125sec ISO-100 35mm

歴史の証人たる廃線

 

 

Canon EOS 7D Mark II f/2 1/800sec ISO-100 35mm

 

Canon EOS 7D Mark II f/7.1 1/500sec ISO-200 35mm

さて、登山道もあと少し。

樹木の間から時折見せてくれる暖かな山肌。重畳波濤が織りなす錦秋の十二単のようです。

 

 

Canon EOS 7D Mark II f/8 1/400sec ISO-200 35mm

渓谷入口まで戻ってきました。

向かいに見えるのが、往路のスタート地点となる吊り橋(二俣吊橋)です。

 

 

Canon EOS 7D Mark II f/4 1/1000sec ISO-200 75mm

最後の最後まで、これでもかと言わんばかりの燃える紅葉を堪能させてくれました。

 

まとめ

前回西沢渓谷を訪れたのが4年前。あれから少しは写真の技術も向上したかな?と思ったけども、撮れ高を見る限りではまだまだ未熟だなぁと思わされました。これからの精進していきたいですね。

何度歩いても秋の西沢渓谷は本当に素晴らしい。一般の観光客の方々も足を踏み入れる場所、紅葉最盛期にはさぞや混むだろうと思って平日に訪問したわけですが、それでもかなりの賑わいでした。時間やスペースが限られる撮影となるので、今度訪問するときはタイミングの問題にはせず撮影技術でカバーしたいですね。

 

山行データ

  • 出発時刻 / 高度: 08:06 / 1106m
  • 到着時刻 / 高度: 12:56 / 1109m
  • 合計時間: 4時間49分
  • 合計距離: 15.59km
  • 最高点の標高: 1430m
  • 最低点の標高: 1094m
  • 累積標高(上り): 876m
  • 累積標高(下り): 866m

 

Reliveで山行振り返り