2018.5.20
新緑が綺麗な5月の休日。キャンプを兼ねて日向山に登ってきました。
目指すは南アルプスの”白砂ビーチ”。
花崗岩が作り出す不思議な光景の山頂を楽しんできました。
山行ルート
尾白川渓谷駐車場から矢立石登山口まで登り、ゆるやかな樹林帯を抜けて山頂の白浜を目指します。帰りは同じ道を歩くピストンルートです。
※2018.11.1追記:現在は通行止めは解除されました。
山行目的
本日の山行目的
- 山頂からの甲斐駒・八ヶ岳の眺望を堪能!
- 白砂ビーチを楽しむ!
ベルガロードから尾白川渓谷駐車場へ
中央道須玉I.C.から車で約20分。尾白川渓谷駐車場に向かう途中、R614の支線に「べるが通り」と呼ばれる道があります。長~い一本道なのですが、この景色がまた絶妙なのです。緑の中をまっすぐに突き抜ける一本道に、青い空と甲斐駒ケ岳の雄姿。山にきたぞ~!という感じになりますね。
ここ尾白川渓谷駐車場は、百名山甲斐駒ケ岳への登山口でもあります。
この駐車場から甲斐駒ケ岳に登るとなると、歩くルートは日本三大急登の一つ、”黒戸尾根”。
チビワンとの子連れ登山はおろか、私ソロでも果たして登れるかどうか・・・でもいつか、チャレンジしてみたいですね。
登山ポストに登山届を提出して、いざ出発です!
今回は矢立石登山口までのアクセスができないため尾白川渓谷駐車場から歩いていますが、距離にして1時間弱。しかもこの追加分のルートのほうが急登だったりします・・・。
倒木に登山道を塞がれるも、なぜか楽しそうw
こんな石室跡もありました。
矢立石登山口からハイキングコースへ
ようやく、本来の登山口に到着しました。ここからは比較的緩やかな登山等になります。
ヤマツツジが綺麗でした。
ハイキングコースには0~10までのカウントアップ標識があります。
ただこの標識、標識ごとの間隔が一定ではなく、特に前半は間隔が広いので、山頂がかなり遠くに感じられます。
語呂がいいですね。
ほんとチビワンは梅製品が大好き。
塩分も吸収できるし山でのおやつとしては最高なんですが・・・たまに食べ過ぎて喉が渇いて沢山水分取りすぎてトイレに行きたくなる・・・という悪循環も発生したりします。
碑文(?)には天保十三年とあったような・・・170年以上前のものなのでしょうか・・・?
※後日追記
日向山から尾根続きの甲斐駒ケ岳が、信濃の小尾権三郎によって開かれたのは文化十三年(1816年)。その後甲斐駒ケ岳一帯は行者が集まるようになったそうです。その流れの中、この馬頭観音も造立されたようで、天保十三年(1846年)というのも間違いないようです。歴史のある登山道だったのですね。
ようやく4番目の標識。5番目くらいまでが一番間隔が長かった気がしますね。
この後、ヤマレコでお世話になっているchoco-tさん、kotavさんとバッタリお会いすることになりました。
まさかの初めまして。うれしいご対面でした。
だいぶ頭上が明るくなってきました。花々が生き生きとしています。
7番目・・・がんばれ!
登山道がほぼ平坦になりました。山頂はもうすぐです。
山頂目前の9番目の標識。ソワソワ。
むむ!樹林帯の終わりが見えたぞ!?
小走りになるチビワン。
チビワンに思わず「やばい」と言わせたそのビーチとは・・・
オン・ザ・ビーチ!
どーん!
まさにそう言いたくなるような展望が待っていました。
登山口から山頂直前まで眺望がない登山道を通ってくるので、この瞬間は本当に爽快です。
八ヶ岳も全景を見ることができます。
突然開ける開放感がたまりません。なのでここに来て天気が悪いとさぞかしガッカリなんだろうなーと思ったりします。
本当に白浜ですね。花崗岩独自の白さが青空との良いコントラストになります。
こんな中食べるカップヌードルはいつも以上に美味でしょう。
ホント、”嬉し困り顔”ですね(笑)
シエスタ・オン・ザ・ビーチ
ビーチ!ということでサングラスなんぞを。
登山用のウェアに身を包んでいなければ、本当に海の砂浜でゴロ寝しているように見えますね。
おなかも満たされ、ここでも早速、大菩薩嶺で習得した”山頂シエスタ(昼寝)”を。
その間私はコーヒーを♪
風もほとんど無く穏やかな山頂。そしてこの景色を眺めながらのコーヒーは最高の贅沢です。
チビワンは15分ほどで目を覚ましたようです。もっと寝るかなと思っていたのですが・・・
・・・それだけ深い眠りには入っていたようですね。スッキリしたようで何よりです。
お昼寝の後はビーチでお絵かきタイム。
南アルプスのプリンス、甲斐駒ケ岳が凛々しい山容を見せてくれました。
その甲斐駒をバックに。戦利品の杖と白浜でまるでモーゼのような出で立ち(笑)。撮影ありがとうございました。
さて、キャンプのチェックイン時間のこともあるし、そろそろ下山しましょう。
戦利品のモーゼの杖を持ったま、下山を始めます。
南中の日差しが新緑をより鮮やかに見せてくれました。
下山は弾むように♪
弾んで弾んであっという間の下山完了(笑)
駐車場の売店でおばあちゃんからうまい棒を頂いてしまいました。しかも幸運なことにチビワンの大好きなコンポタ味♪
今日はソフトクリームで。
そして私たちの旅はこの後キャンプ場に舞台を移すのでした。
まとめ
花崗岩が作り出す不思議な空間はまさにパラダイスな”ホワイトビーチ”そのものでした。
登山口から山頂までは展望のない樹林帯が続くので、山頂に着いた瞬間に絶景に迎えられる解放感はこの山ならではです。
晴天といいヤマレコユーザさんとのバッタリといい(そしてうまい棒といいww)幸運に恵まれた山旅でした。
山行データ
- 出発時刻 / 高度: 08:29 / 796m
- 到着時刻 / 高度: 13:44 / 781m
- 合計時間: 5時間14分
- 合計距離: 11.79km
- 最高点の標高: 1654m
- 最低点の標高: 764m
- 累積標高(上り): 907m
- 累積標高(下り): 919m
Reliveで山行振り返り