矢倉岳~紅葉当たり年?の富士見&富士アロマ

山行記録

 

2021.11.23

今年は紅葉のピークに出遅れたかと思ったものの、ここ最近は雨乞岳→三方分山と緯度を下げるようにお山をチョイスしたのが功を奏したのか、シーズン後半にもかかわらず控えめな予想以上に紅葉狩りを楽しむことができました。

三方分山~子抱き富士を眺めに

雨乞岳~晩秋の黄葉山歩

そして今回は近場の箱根でのんびりと。やはり前回からは緯度を下げ「あわよくば」の紅葉を楽しめればという思いのもと矢倉岳(870m)を歩いてきました。

 

 

山行ルート

地蔵堂から足柄峠への分岐となる山伏平まで比較的緩やかな登山道を直登します。
山伏平からは多少勾配がキツくなりますが、20分ほどで矢倉岳に登頂。下山は往路をそのまま戻るピストンルートです。

 

山行目的

近場で時間にも余裕がありルートもそれほど長くはないのでのんびりとした晩秋ハイクを楽しみたいと思います。

本日の山行目的

  • 晩秋のお山歩きを満喫する!
  • 広い山頂でコーヒーと富士眺望をのんびりと楽しむ!

 

地蔵堂より登山開始

Canon EOS 5D Mark IV + EF24-105mm f/4L IS II USM f/8 1/250sec ISO-160 41mm

午前8時42分。地蔵堂公園の駐車場に駐車して登山準備。昔からある公園ですが、レトロな滑り台とブランコのみのストイックな公園です。

地蔵堂公園の駐車場では約20台ほど駐車可能(無料)です。トイレも併設されているので助かります。

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF24-105mm f/4L IS II USM f/7.1 1/250sec ISO-800 35mm

地蔵堂。お参りして道中の無事を祈って出発です。

地蔵堂は現在はお堂だけとなっていますが、以前はこの地に本院となる寺院があったといわれています。昔から箱根・足柄の峠越えの開始地点となっており、道中の無事を祈願するために祀られたのでしょうかね。
地蔵は鎌倉時代~室町時代に作られたといわれており、神奈川県の重要文化財に指定されているとのことです。

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF24-105mm f/4L IS II USM f/4 1/250sec ISO-320 95mm

「金太郎大もみじ」とよばれる大きな楓の木。その隣から登山道に入ります。

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF24-105mm f/4L IS II USM f/4 1/400sec ISO-100 105mm

陽が当たるともっと映えそうなので、戻ってきたらじっくり撮りましょう。

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF24-105mm f/4L IS II USM f/4 1/160sec ISO-1250 55mm

早速のお山の雰囲気に心が落ち着きます(と同時にワクワクも)。

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF24-105mm f/4L IS II USM f/4 1/160sec ISO-640 85mm

ね!

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF24-105mm f/4L IS II USM f/4 1/160sec ISO-2000 55mm

登り坂へ取り付く直前に、渡渉ポイントがあります。

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF24-105mm f/4L IS II USM f/4 1/160sec ISO-1600 41mm

足場に迷いながらもドボンすることなく無事に渡れました。

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF24-105mm f/4L IS II USM f/4 1/160sec ISO-6400 62mm

ここからはストイックに登ります!

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF24-105mm f/4L IS II USM f/4 1/160sec ISO-6400 105mm

咲きかけのリンドウ(竜胆)。時期的に花は多くなく、後にも先にもここでしか見れませんでした。

 

 

静かな登山道

Canon EOS 5D Mark IV + EF24-105mm f/4L IS II USM f/6.3 1/640sec ISO-400 35mm

勾配が少し落ち着くと、しばらくは送電線に沿って歩きます。

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF24-105mm f/4L IS II USM f/10 1/640sec ISO-500 35mm

少しだけ視界が開けて、足柄峠の稜線が見えました。

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF24-105mm f/4L IS II USM f/4 1/640sec ISO-125 56mm

大地に呼び掛けているので邪魔はしないようにします(笑)

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF24-105mm f/4L IS II USM f/4 1/250sec ISO-4000 105mm

走りたくなる回廊です。「逃!走!中!」とか叫んでますが・・・

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF24-105mm f/4L IS II USM f/4 1/250sec ISO-2500 50mm

樹林帯は基本かなり暗いのですが、黄葉した杉の落ち葉が敷き詰められていて、登山道全体が明るく感じられました。そして誰ともすれ違うこともなく、静かな山歩きを堪能できました。

 

 

まだまだ健在だった暖色の山肌。そして山頂へ

Canon EOS 5D Mark IV + EF24-105mm f/4L IS II USM f/4 1/250sec ISO-2000 105mm

山伏平に到着です。ここは矢倉岳方面、足柄峠方面、山北駅方面、そして地蔵堂方面(歩いてきた道)への分岐となっています。

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF24-105mm f/4L IS II USM f/4 1/250sec ISO-1250 105mm

見事な暖色の落葉絨毯です。

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF24-105mm f/4L IS II USM f/4 1/250sec ISO-800 105mm

彩!

どちらかというと散ってしまった葉のほうが多いのですが、これはこれで目の保養になりますね。

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF24-105mm f/4L IS II USM f/4 1/640sec ISO-125 97mm

上は上で、まだまだ健在の紅葉も。

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF24-105mm f/4L IS II USM f/10 1/250sec ISO-100 105mm

そして、背後に目を向けると・・・見えたぁ!

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF24-105mm f/4L IS II USM f/4 1/320sec ISO-400 56mm

紅葉に富士山に、踊ってまうぜ!

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF24-105mm f/4L IS II USM f/11 1/320sec ISO-160 42mm

今にも隠れてしまいそうな状態ではあるんですけどね・・・

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF24-105mm f/4L IS II USM f/4 1/320sec ISO-100 50mm

さぁ、山頂はすぐそこです。

 

 

山頂の高いホスピタリティ!

Canon EOS 5D Mark IV + EF16-35mm f/4L IS USM f/11 1/320sec ISO-250 16mm

午前10時35分、ブロードピーク矢倉岳山頂に到着です。

まだ10時半か・・・かなり早いのですが、ランチにしますか。

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF16-35mm f/4L IS USM f/4 1/1000sec ISO-100 16mm

なんと一部のベンチ前にはミニテーブルが設置されていました。これはとても助かりますね。前回は無かったのですが、ありがたや。。。

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF16-35mm f/4L IS USM f/4 1/1000sec ISO-320 35mm

そしてテーブルにはこんな感じでフックもあって、袋を掛けたりすることができます。神対応と言わんばかりのホスピタリティ!

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF16-35mm f/4L IS USM f/4 1/1000sec ISO-250 35mm

今日は河口湖のコーヒーショップ〝和(なごみ)〟で購入した、その名も「富士山珈琲」。今日というタイミングにはピッタリですね。

そして今日も新調したミニコーヒーミルを。

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF16-35mm f/4L IS USM f/14 1/400sec ISO-400 35mm

富士見で富士山珈琲。

(パンフォーカスになってませんが・・・)

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF16-35mm f/4L IS USM f/14 1/400sec ISO-250 35mm

正面には金時山。けど金時山はいつも通り前方の雲が邪魔して富士山見えないんだろうなぁ。。。

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF16-35mm f/4L IS USM f/4 1/1000sec ISO-160 16mm

気持ちよくて楽しそうですな♪

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF24-105mm f/4L IS II USM f/4 1/1000sec ISO-500 24mm

山頂標の一つはこのように外すことができるようになっています。これを持って・・・

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF24-105mm f/4L IS II USM f/11 1/320sec ISO-200 24mm

広い山頂がほんの一瞬だけ貸し切り状態になったので・・・ハイ!(めっちゃ眩しそう)

使った後は山頂標戻しましょうね。

 

 

Canon EOS 7D Mark II + EF24-105mm f/4L IS USM f/11 1/400sec ISO-200 24mm

この山頂標、4年前もお借りしてました。

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF24-105mm f/4L IS II USM f/4 1/400sec ISO-100 50mm

広々とした山頂が名残惜しいですが、富士山も雲の中に隠れてしまったので下山しましょう。

 

 

おしゃべり下山道と、見事な金太郎大もみじ

Canon EOS 5D Mark IV + EF24-105mm f/4L IS II USM f/8 1/160sec ISO-5000 24mm

ピストンで下山します。

こんな感じで荒れている場所が結構ありました。広葉樹よりも杉のような針葉樹のほうが二酸化炭素の吸収能力は優れているといわれていますが、それでも樹齢が40年を過ぎるとその能力も一気に落ちるそうです。

また、近年の気候変動による天候不順で土壌が緩み、高密度で植林された樹木はしっかりと根付かず逆に山肌を荒らすこともあるのだとか。

植かえるにしても膨大な費用と期間を要するといわれています。こうやって登山道を歩けるだけでも感謝しないといけませんね。

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF24-105mm f/4L IS II USM f/4 1/160sec ISO-1600 56mm

まぁそんな私の心の声は置いといて、チビワンとは「さくらの湯に行ったら何の駄菓子を買おうか?」などといった他愛もない会話を楽しみながら歩きました。

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF24-105mm f/4L IS II USM f/4 1/160sec ISO-1000 70mm

渡渉ポイントまで戻ってきました。洗顔でリフレッシュ!

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF24-105mm f/4L IS II USM f/8 1/160sec ISO-125 56mm

そして金太郎の大もみじまで戻ってきました。青空に紅葉が映えます。

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF24-105mm f/4L IS II USM f/8 1/160sec ISO-200 56mm

川の右側が金太郎の大もみじです。やはり今年は紅葉当たり年だったのかな?と思わずにはいられません。

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF24-105mm f/4L IS II USM f/8 1/160sec ISO-125 97mm

グラデーションも綺麗です。

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF16-35mm f/4L IS USM f/7.1 1/160sec ISO-640 35mm

地蔵堂隣の東屋。

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF24-105mm f/4L IS II USM f/5.6 1/640sec ISO-160 105mm

地蔵堂と裏手の紅葉。道中の最後に色鮮やかな紅葉を楽しませてくれました。

 

 

Canon EOS 5D Mark IV + EF24-105mm f/4L IS II USM f/4 1/640sec ISO-100 70mm

午後12時45分、まだまだ早い時間ですが無事に下山です。お疲れさま!

それではさくらの湯に参りましょう~♪

♨下山後温泉情報♨
さくらの湯
大人:400円
子供:200円(中学生まで)
※2時間までの料金です。
リーズナブルな価格設定がとてもありがたいです。1階の喫茶スペースにはちょいちょい珍しい駄菓子販売コーナーもあるので子連れにはうれしいです。

 

振り返って

今年は大きな台風などが無く強風や塩害などによる紅葉の影響は少なかったのでは?と思います。なにより雨乞岳、三方分山、そしてこの矢倉岳で目にした紅葉がその証左かと。

ルートの冒頭こそ渡渉もありチビワン乗り気になりつつも、以降は樹林帯が中心で眺望も多くなく少々飽き気味でした。ただその分会話もたくさんできました。

山頂はそこそこ賑わってましたが地蔵堂ルートは帰路で1ファミリーとすれ違っただけで、静かな山歩きを楽しめたと思います。

富士山はギリギリ拝むことができました。やっぱり矢倉岳では富士山を見たい。山頂では富士山珈琲も挽けて富士三昧。下山直前は雲隠れしてしまいましたがのんびりとした時間を過ごせました。

早出早下山は渋滞も回避できて良いことづくし。たまには近場のお山もいいね!今回も感謝感謝の山行でした。

さて、次はどのお山に登ろうか!?

 

山行データ

  • 出発時刻 / 高度: 08:29 / 412m
  • 到着時刻 / 高度: 12:45 / 405m
  • 合計時間: 4時間15分
  • 合計距離: 5.54km
  • 最高点の標高: 873m
  • 最低点の標高: 335m
  • 累積標高(上り): 551m
  • 累積標高(下り): 547m

 

Reliveで山行振り返り